大学卒業後3年以内の離職率 4年連続30%超 | NHKニュース https://t.co/9ftUWV3BV3
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年10月25日
一応ニュースそのものの文言は素直に受け取れば結果を淡々と述べているだけなんだけど、イメージ的には「なんか状況が悪くなっているよね」的なタッチがにじみ出ている。この類のニュースってのは多分に中長期的なデータとか周辺界隈の背景なども合わせ、一次データをたどらないと、配信側の思惑に乗せられてしまうことになる。
で、今件に関しては本家サイトで継続的な精査をしているテーマの一つだったので、すぐに導くことができた。
当方の記事では 学歴別・就職後の離職状況をグラフ化してみる https://t.co/ciX9XF7Q5q が該当。ニュースでの最新データはまだ一般公開されてないようですね pic.twitter.com/XHzuqANFA5
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年10月25日
ただ、当方の記事の巻末にもある通り、離職率は一概に低い方が良いとも限らないのです。景況感が悪すぎると離職して再就職の可能性が低くなるので、離職そのものがしがたくなる傾向もあるからですね。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年10月25日
新規学卒者の離職状況(平成25年3月卒業者の状況)を公表します(厚生労働省) https://t.co/Qy01pVwxmr
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年10月25日
現時点ではまだ最新の値を反映していないけど、今週末ぐらいにはなんとかしたい感じ。他方、4年連続云々ってのは過去のデータをひっくり返すと別におかしいとかヤバイという話ではない。加えて、離職率は高いとマズい、低いと良いってわけでもないのだな。単純な離職率だけの話であって、どのような理由で離職したかまでは反映されていない。
実際、過去の数字の動向と景況感を重ね合わせると、本家サイトの記事で指摘している通り、景況感が良くなるとかえって離職率が高くなる傾向がある。労働力の流動性が高まる次第。一概に、高低と良しあしを割り振る考えは危険であったりするのだね、これが。
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