初乗りタクシーの料金を410円にしたら、利用回数が増えるかもしれないとの調査結果

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国土交通省は2016年10月17日(月)、東京のタクシー初乗り運賃を410円に下げる実証実験の結果を発表。日本人利用者の約6割が、410円になればタクシーの利用回数が増えると回答したことを明らかにしました。

先日伝えた通り、タクシーの料金に関して初乗り部分の距離を約半分にして、料金も半分にしたらどうだろうか的な実験がなされ、その結果が発表された。記事では多分にややこしい記載になっているけど、利用者の動向を過去の同一条件下の利用状況と比較することはできないので、半分にした実証実験に参加した人に「こんな感じで小刻みにしたけど、今までより利用回数は増やすかな?」と聞いて、そのアンケート結果を出したもの。ちょっと条件が特殊なので、そのままうのみにするのは難しいかも。でも参考にはなる。

で、結果としては利用回数が大体5割増し位になるんじゃないだろうかなあ、という話。これ、このまま信じるのはアレで、タクシー界隈が望んでいる「これまで使っていなかった人の新規利用」が反映されていないので、実際にはもう少し利用度合いが増すはず。普段利用している人が利用回数を増やすだけじゃなく、これまで敬遠していた人が使うようになるのだから。

ただタクシー側では薄利多売的な状況がますます進むわけで、結構大変なことになるかもしれない。個人的には小型のバスの運用も兼ねた方が良い気がするけど、それはそれで運用コストがかさむんだろうなあ、という。タクシーとバスの機能を併せ持つようなものって、何か発想の転換でできないかなとは思ったりする。

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このページは、不破雷蔵が2016年10月18日 06:25に書いた記事です。

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