医学生に伝えたいことがあります。
— りべ (@pathology_r) 2016年10月2日
「タイピングが遅い=仕事が遅い」時代になってきました。
パソコンが苦手でもいいので、タイピングだけはある程度できるようになっておくといいも思います。タイピングが遅いせいでカルテが書けなく残業になるなんて悲しい。
現場からは以上です。
数年前から指摘の声が大きくなっている、若者のパソコン離れ、キーボード離れ問題。接する機会があるかなしかはともかく、利用時間そのものはスマートフォンの普及浸透に伴い、確実に減っているのだから(スマホとパソコンのキーボードを同時に使いこなし続けるという、器用なことをできる人を見たことがないし、その挙動に意味があるとは思えない)、慣れる機会が減れば、タイピングが得意でない、苦手、できない人が増えてくるのも当然の話となる。
将来的にはタッチパネルのみでの医療......に限らず就業者における作業が可能になる時代もやってくるかもしれないけれど(それすら飛び越えて、思ったことがそのまま入力できるなんてこともできるようになるかもね)、現状ではまだそれは難しい。当方が通院している病院でも、サポート的な形でタブレット型端末を使っているのはちらほらと見受けられるけど、主治医をはじめとした各部局ではいまだにデスクトップのパソコンとキーボードを用いたやり取り。当方も、主治医がアプリケーションによる精査に難儀しているを横目で見て、探していた対象を見つけ出したこともあるぐらい(当然、驚かれた)。
スマートフォンなどによる各種操作は覚えておいた方が良い、というか高校生のスマホ利用率がほぼ100%の現状では、必然的に覚えることになるので、それが常識になる。でも就業すると少なくとも現状では、キーボードによるタイピングがほぼ必須になる。無論、それを必要としない職業もあるけれど、確実に選択肢は狭まる。自動車免許を持っていないと、免許が必要な仕事にはつけないという感じ。
無論、必要になってから勉強をすれば良い、その発想は間違っていない。物覚えがよければ、専用の教育ソフトを用いることで、一か月もかからずにバリバリにタイピングができるようになるだろう(一時期は多種多様なタイピング教育ソフトも出ていたよね)。ただ、その一か月の間に、すでにタイピングができる人は先に進んでしまっている。周囲からの第一印象も随分と違ったものになる。
できることはできるうちにやっておいた方が良い。まぁ、卒業から就業までの最後のモラトリアムの期間に、必死になってその辺りを習得するのも一つの手立てかもしれないな。
コメントする