スマホのスクリーンショットとメール忌避の話

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今件は調査対象母集団が100人ということで多分のぶれが懸念されるけれど、未成年者を中心とした若年層が、電子メールアドレスを持たずにソーシャルメディアでのやり取りがメインになっているとの話は以前海外の漫画を例に紹介した通り。

またスクリーンショットを積極的に使って伝言メモ的な使い方をするスタイルが主流になっている云々ってのは、LINEを多用している若年層がツイッターにも流れてきている中で、似たようなスタイルを多用している辺りを見るに、トレンドとしては筋が違ったものではないな、という実感はある。魚拓みたいなイメージをすればいいのだろうか。

ソーシャルメディアにはFacebookはともかく、LINEもツイッターもインスタグラムも文字をがっさりと載せるのはムリではあるし、使いにくい。ならば画像で取り込んでチェックしてねというのも道理は通る。スマホだと画像が小さくしか見えない? 拡大すればよいまでの話。


対抗策がスクロールさせて発言を流すとあるけど、これはまるで2ちゃんねるなどの掲示板における、無駄話をどんどんアップさせてそのスレッドをパンクさせたり話を流すのと同じ仕組み。退化してしまったのか、進化の行き着く先なのか、興味深い動向には違いない。


電子メールがスパムばかりで実用に耐えられない。これは上記にある通り、国内外を問わずの現状。パソコンならまだ色々と管理をした上である程度スパムを排除できるけど、スマホではそこまでは難しい。いくらフィルタをかけても次々やってくるスパムは、まさにいくら掃除してもあっという間に出てくるゴミやホコリのようなもの。あるいは庭の雑草でもよい。

気になるのはメルマガも同様に忌避される動きを見せていること。以前「文章は短いことに価値がある」的な話をしたけれど、それに連なる傾向なのだろうな。まぁ、ぶっちゃけるとすべてがすべてではないけれど、特報とかお知らせとか号外とかで内容は広告そのものだったり、普通の号でも広告が総文字数の半分以上を占めているような感じだったりのが多々見受けられると、メルマガそのもの全部要らない、と認識してしまうのも仕方があるまい。

効果が薄れているから数を投入する。数が投入されるとますます忌避され効果が薄れる。これの悪循環なのだろうなあ、と。

就業した後もこのままのスタイルを継続するか否かは分からないけれど、学生時代の利用スタイルは確実に深い影響を与える。プライベートでは似たような使い方を続けるだろうし、ビジネス周りでも少しずつ浸透してくるかもしれない。

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このページは、不破雷蔵が2016年10月15日 07:58に書いた記事です。

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