若者の○○離れはだいたいはお金がないことが原因なんだけど、すでにお金がない環境に長いこと置かれて、適応したライフスタイルと価値観を身に付けてしまったので、これからお金を手に入れてもその分野にはもう戻ってこない。
— らみねこ (@laminuko) 2016年10月14日
@laminuko 対象のコンテンツなどの魅力が急速に無くなった事で利用しなくなったことと、代用のものが出できて便利になったからこそ使わなくなったのに、認めたくないメディアが〇〇離れって強がってるのも多いと思います
— 佐倉瑞希@騎空士P (@haku0reimu) 2016年10月14日
@haku0reimu それはありますねー。若者の○○離れというものの、その○○は時代遅れな感あるな?という場合も。
— らみねこ (@laminuko) 2016年10月14日
これはそれぞれはなんとなく考えていたことではあるけれど、つなげて一度に指摘されて、そういやそうだと納得した話。報道界隈や有識者が語る「若者の●×離れ」。当方も多分に自嘲気味で使うこともあるけれど。その語られている内容の多分は、直接、間接的にお金が無いのが原因。手元にお金が無いだけでなく、将来も見通しがあまりよくないので、ローンを組んだりしてまで買うことは無い。そして一方で、買ったところでコスパのよい使い道は無いし、代替手段はほとんど用意されている。要は費用対効果が悪化しているので、購入選択肢における優先順位が下がっている。
で、お金が現状も将来もあまりないことに慣れてしまった(多分にデフレ環境によるもの)ことから、その状況に応じたライフスタイルや価値観を習得してしまって、それが当たり前だとの認識が強くなっている。その価値観と、有識者の価値観が大いに違っていても当然の話(世代間ギャップというやつで、先日【企業のトップ勢のスットコな、時代錯誤的な主張と生存者バイアスと】で言及した内容と本質的には同じ)。
なので仮に、「若者の●×離れ」を用いて煽り、その「●×」に需要を戻そうとする企ては、どのみち上手くいかない。若年層にお金が戻ってきても、自分たちの価値観の中で消費してしまう。「お金が無いから買えない」が続き「代用品を主軸にしたので、必要ないから買わない」にシフトしてしまった次第。
また、時代の変遷に伴い、対象となる「●×」への魅力が薄れてしまっているのも要因だね。「若者の●×離れは、●×の時代遅れを意味する」ってのは、突き刺さるパワーワードに違いなく。
若者の◯◯離れの件、お金ができても将来に対する恐怖感から貯蓄に走るというのもあると思う。
— らみねこ (@laminuko) 2016年10月15日
インフレがある程度長期にわたって続くって期待がないと、借金もしづらいからね https://t.co/s4ACYmARt1
— 各務原 夕@向上心のないゾンビは馬鹿だ (@nekoguruma) 2016年10月15日
また、デフレが継続したことにより、将来への不安感が強まり、貯蓄に走る傾向が強まっているのも指摘されている通り。若者はローンをし(て自動車などを買わ)ないと嘆くシニアもいるけれど、将来の収入への不安と共に、インフレへの期待が薄いのも要因。まぁ、「若者は貯金してないで金使え、ローンを組め」というのなら、まずは高齢層自身がもっと貯蓄を切り崩して金を使い、見本を見せるべきではないのかなとは思うのだけどね。
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