三波春夫氏のあの声がよみがえる...「ハルオロイド・ミナミ」爆誕

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名古屋工業大学の統計的パラメトリック音声合成技術を応用することで歌唱データをモデル化し、三波春夫さん本人の歌声を再現したもの。「ハルオロイド・ミナミ」として3Dキャラクター化されており、オールジャンルの音楽を愛する着物姿の37.3歳という設定です。

記事やプレスリリースに目を通した時の第一印象は「何の冗談だ」、そして第二印象は「よくやった」。音声合成技術の進歩発展で、声を失った人とかすでに鬼門に入った人の声を再生できるようにし、さまざまな方面に活躍させる方向性は以前から模索されていたし、一部では実現もなされているけれど(前者はともかく後者は「情報エントロピー」の問題もあるのだけどね...)、よもや三波春夫氏の音声を再現するとは。


サンプルとして二曲ほど実際に歌わせてみた動画も掲載されているけれど、これが良くできてるんだ。確かによく耳をすませて聴くと、言葉の端々のつながりに違和感を覚えるところがあるのだけど、これは音声合成全体の今後の課題。その部分さえ除けば、あのこぶしというか張りのある音色がほんと、よく出ている。これならシニア層にもばっちり受けいれられそう。

可能ならばこのハルオロイド・ミナミに歌だけではなく、普通の文面も語らせてみたいなあという願いはある。例の校正チェックにもぴったりな感じ。

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このページは、不破雷蔵が2016年10月21日 06:46に書いた記事です。

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