ウェブ漫画の更新の確からしさと巡回と

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最近では横断的な確認ツールもちらほら出てきたし、個々の作品では更新通達用のサービスが用意されているところもあるし、該当サービスのツイッターアカウントをフォローしておけば更新情報を教えてくれるし(でもこの類のは他作品の更新情報とか一般宣伝も山ほどツイートするので、実質的に役に立たない)、別に更新頻度が不安定でもいいじゃないという人もいるけれど。そして「無料なんだから文句を言うな」と言われればそれまでなんだけど。

やはりウェブ上の掲載であろうと、漫画をはじめとした作品の連載においては、更新の頻度、締め切りは守ってほしいものがある。百歩譲って個人ベースなら気が向くままで全然問題はないけど、ポータル系での連載とか企業体による提供作品、そして更新予定を事前告知してあるのなら特に。

ウェブ上の作品は企業体からの提供の場合、多分にその掲載だけで満足してオシマイってのではなく、ファンを集めて注目してもらい、紙媒体としての刊行の際のプロモーション的な役割を多分に期待されている。ウェブ上で見て面白いとなれば、やはり紙媒体版もほしくなるもの。これは保存して手元に残しておきたい、そう思わせるものへの出会いがウェブ上で体感できるのは、やはりうれしいもの(この役割、かつては雑誌だけでしかできなかったのだけどね)。

それゆえに、最初は月一更新だったのが一か月半になり二か月になり、そして三か月経っても更新の気配がなくなったり、「●月●日更新」と書いてある日付が随分と前だったりすると、がっくりしてしまうし、更新したか否かを確認する巡回もモチベーションが下がる。まだ更新してないんだろうな、的な。

紙媒体でもウェブ上でも、作り手側の事情もあり、事前に約束された、計画された通りのペースでの公開がずっとできるとは限らない。それはそれで仕方がない。ただその場合、それなりのお知らせをしてほしいもの。何の形跡もないと、それこそゴーストタウンに足を運んだような気分になってしまう。

ウェブ系の漫画なら、指摘している通り、ウェブから立ち上げた漫画ポータルサイトの中に、その類のルーズな作品が多い気がする。そのような対応をしていると読者、ファンが離れていくのは、紙媒体であろうと、ウェブであろうと、何ら変わりはないのだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2016年10月23日 07:59に書いた記事です。

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