こういうこと思ってる人多そう。 pic.twitter.com/kMfnXpzfkq
— 後藤羽矢子 (@hayakogoto) 2016年10月22日
無断アップロードの本を読んでる人の多くはこういうことを思っているのではないか、というお話に意見続々 - Togetterまとめ https://t.co/vcTFenKjUE @togetter_jpさんから
— 熊谷杯人@巻きシッポ帝国 (@kumagaihaito) 2016年10月23日
インターネットによる不特定多数への情報拡散の容易さと、そのネットへ他メディアからの情報のコンバートが楽になったこと、さらに情報の価値の希薄化、フリーミアム的概念の浸透に伴い、このような発想を抱く人が増えているのは肌身をもって感じる。それ系のサイトは撲滅されることはないし、作家先生が嘆く対象として挙げている事例とか、やらかす側の会話のあれこれを見聞きしたり、自分自身も被害を受ける側として応対した経験なども合わせ、何か軸がずれている、別の世界線に居る人と会話しているような、言葉は通じるのに話が通じない、的な。
似たような話はいわゆるマジコン、家庭用ゲーム機のソフトをコピーするツールを、保護者が子供の為にという大義名分を振り回して濫用する状況にツッコミを入れたら猛反撃を受けた話でもあったなあ、ということを思い出したりもする。
人は本を買うとき、本当に必要な本ばかりを買うかというとそうでもないよね
— 熊谷杯人@巻きシッポ帝国 (@kumagaihaito) 2016年10月23日
財布に余裕がなくても表紙買いしてしまったり、なんとなく気の迷いで買ってしまうことって結構ある
そういうことがあるので、違法アップロードは売り上げの足を引っ張ってると思う
CDもそうだけど若い頃は金がないのにジャケ買いして、12曲中2曲か一曲しか良い曲が無いみたいな、そんな買い物をするのは普通だった
— 熊谷杯人@巻きシッポ帝国 (@kumagaihaito) 2016年10月23日
そうやって地味なアーティストや漫画家の本も売れてたんだと思う
無論最初の漫画で指摘されているような事例ばかりではないし、本を買う際のパターンもそれだけとは限らない。ただ、例えば雑誌の場合、どうしても見たい連載の部分だけのために雑誌全体を買い、他の連載もつい読んでしまうケースがほとんどのはず(ジャンプを買ってワンピースだけを読む人ってどれだけいるのだろうか)。バイキング料理を食べる際に、ローストビーフだけを食べる人がどれほどいるのか、そんな感じ。
また、最初の例に限れば、「自分は元々読まないし買わないから違法ダウンロードして読んでも問題は無いし売上には関係ない」とする考え方は、一見すると正しいように見えて大いに間違っている。元々読まないし買わないのなら、今読んでいるのは何なのだろう。試し読み? でも手元にあるのはサンプルでは無くて全体だよね。ならばあなたは試食と称してお弁当そのものを手に取って店から出ているのと同じ。「元々買うつもりもないし」というのは通用しない。
このような話が出てくると、キンドルなどの電子書籍で「データの取得権利」ではなく、「閲覧許諾権利」の販売をしているという仕組みにも、なるほど感か出てきたりする。読む時点で権利を行使したということになれば、明確に「違法ダウンロードの利用は売り上げに影響がある」と言及できるからね。映画館の裏口から入って、入場料を払わずに観覧するようなものだから。
結局こいつらリスクがないからやめる気ないんだよな...と思ってちょっと強気で行くようにしてみたらあんまり目につかなくなった気がするからおすすめする pic.twitter.com/HcVFz75vtr
— カウカウ♉次は冬コミ (@wcow2013) 2016年10月21日
アップロードをする側も、中には罪の問題を意識していない、知らなかったというケースもあるかもしれない(アップローダーの中には不特定多数のアップを引き受ける、共有サイト的なものもあるらしい)。その類には、こういった明確な意思表示、警告をしておくのも有効なのだろうなあ、と。先のスクリーンショットでの改ざんと似たような話で、明確な「やってはいけない行為である」との表明を成すことができるからね。
あとは......最近ちらほらと話が出てるのだけど、結局のところ「やったもの勝ち」的な状況にあるのも一因かなと思ったりする。やられた側が泣き寝入りをしないよう、成すべきことは成していく必要もあるのだろうな。
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