「YouTube動画やネットの情報には良い物と悪い物があること」をしっかり話し合うのは大事 / 「レンジで字が消える!」というYouTube動画を真似した息子がノートを黒焦げにした話 - give IT a try https://t.co/jXuUryAr64
— Takafumi Yoshida (@zephiransas) 2016年10月26日
特定の、ある程度知識と経験と資格を持った組織が情報発信をするテレビや新聞ですら、現状ではこの体たらくなのだから、前提そのものが崩れている感は否めないけれど。一応、既存のメディアではそれなりの歯止めがあることになっているし、何かあった時には相応の責任がとられる仕組みが用意されている、はず。
しかしながら不特定多数が投稿する、あるいは個人が提供する情報源では、ざっくばらんに表現すると無法地帯。「北斗の拳」「マッドマックス」がイメージされる、阿鼻叫喚の世紀末。信頼できる情報源で無いと、それが正しい情報なのか否か分からない。昨今では視聴しやすい、情報受信のハードルが低い動画メディアが注目を集め、老若男女を問わず、テレビ番組のように投稿動画を閲覧しているけれど、そこで語られている内容が正しいものとは限らないんだよね。
SFなどで他人の考えていることがすべて頭の中に入ってきてしまう、聞こえてしまうエスパーの話なんてのがあるけれど、その能力を持った人が人ごみの中であらゆる人の「声」を聴いてしまうようなもの。
高齢者が良く「テレビでやっていたから」「新聞に載っていたから」間違いない、絶対だとする語りをするけれど、それと同じようなことが子供においても生じている、と認識すればよいだろう。動画で語られていたから、ソーシャルメディアで言われていたから、だから間違いない。かなりリスキー。
一個人が情報拡散する際「必ず大人のひとと一緒にやりましょう!」の注意事項を入れなければ危険、という所まで思考が広がらず(端的に言って脳味噌の数が足りない)、誰も責任を負わないものが多数出現するのは避けられないよな......必ず何か問題が起こるという想像力を個人に期待できるもんじゃない。
— 虎荒狗狼 (@koalaclaw) 2016年10月26日
誰が見ているかわからないのがネットだというコトを失念する人が多いから、炎上やら何やら起こるわけで。とんでもないヤツに見られている、と思いながら利用するぐらいが丁度良い世界であるのは昔から変わらない。利用人数が増えた分、個人では思いもつかない事態が起こる確率がアップしてるわけだし。
— 虎荒狗狼 (@koalaclaw) 2016年10月26日
もちろん情報を送り出す側も見る側も、誰もが初心者の段階から安全に利用できるマニュアルなんてのを作ることもできないわけで。自ら痛い目に遭って、やっと学ぶことできる世界なんだよなぁ......。まあネットに限らない話なので今更感はあるけど。
— 虎荒狗狼 (@koalaclaw) 2016年10月26日
指摘されている注意事項が言及されていないことは多々あるし、書かれていたとしても動画メディアではその注意まで目を留めない可能性は高い。ネット上の情報はどのような人に閲覧されるか分からないし、動画は特に複数の器官を介して情報を取得することになるので、印象も強くなる。有料メルマガで信者を集める界隈が、動画配信にお熱なのもこれが理由。
情報を送り出す側にしっかりとした指針を設けてそれに従って云々となると、表現の自由がとか出てくるし、守らない方が自分の益になるのなら、法的拘束力がない限り守らない方が良いに決まっている、ということになる。配信サービス側の管理もあてにはできない。
やはり子供のうちから情報の受け取り方の姿勢、メディアリテラシーに関して、色々と教示啓蒙する必要はあるし、それには世間一般の常識知識が前提になるので、ある程度成長するまでは、規制を設けた方が安全なのかもしれない。子供に拳銃を持たせたり、自動車運転を許可している、R18の本を読ませるのと同じ、と表現しても、あながち間違いではないからねえ。
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