【質問】混乱した状況を示す慣用句。あなたはどの言い回しを一番よく使っている、本来の言い回しであると認識していますか。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年10月23日
先日本家サイトの【にこやかな態度でふりまくのはあいそうかあいきょうか...慣用句の言い回しを確認する】で掲載した慣用句のお話。混乱したありさまを示す言い回しとして、本来は「上を下への大騒ぎ」なのだけど、「上や下への大騒ぎ」の方が使う人は多いとの結果が出ていた。他方、双方とも使わず別の言い回しをする人も12.7%居て、いったいどのような言い回しなのかと思った次第。
思いつくのは、というよりは自分自身も時折使ってしまう「上へ下への大騒ぎ」、多分これかなあということで、ツイッターの投票機能を使って聞いてみた結果がこれ。あくまでも当方のフォロワーさんを中心とした、このツイートを目に留めて投票した人に限定されるけど、意外な結果が出た次第。
一番多かったのは本来の言い回し「上を下への大騒ぎ」。次いで多かったのは「上へ下への大騒ぎ」。これが約3割。マジで!?という感じ。本文でも解説しているけれど、この類の慣用句ってのは多分に音感で覚えているのが多く、意味がそれっぽければ本来の言い回しでなくとも正しいと認識して脳内に刻み込んでしまう場合が多々ある。検索をしていると「もしかして」と本来の表現を検索エンジンが教えてくれたり、自分と同じ勘違いを結構多くの人がしていたりするのに気が付いたり。
言葉の変遷ってのは継続して統計を取らないと、その移り変わりの様相を後になって確認することは難しくなる。色々な様式で、多方面から記録をしておく必要があるのだろなあ。
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