電車の中でのケータイの通話が好かれない理由

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本家サイトの携帯電話関連の話では時折触れているけれど、そして最近では携帯などのコミュニケーションはデジタルがメインとなり、通話は随分と機会が減ってはいるのだけど、それでも電車内における通話による会話はなされることがある。各鉄道会社では禁止、控えるようにとのお知らせをしているのだけど、撲滅までには至らない。

そして電車内での携帯電話の通話は、はたから見ているとなんだかとっても違和感を覚え、不快感が生じてしまう。これに関しては体験談や自分なりの結論として、「第三者である自分の耳に入ってくるのは、その場に居る携帯電話を利用している人本人の声のみ」「相手の声は聞こえない」「結果として独り言的な声が自分の耳に入ってくるので、不自然な会話を聞かされることになり、理解が難しくなる」というもの。要は変なひとの独り言みたいに聞こえるわけだ。

で、その不快感を解説した記事があったよ、というもの。これはありがたい。こんな話を待っていた。ちゃんと論文もあるんだな。


「エクセル・サーガ」という漫画でも、ロボット化してしまった登場人物が、体内部で電話的な機能を実装しているので何も用いずに他所とのやり取りができるのだけど、様式美的なものと、精神的な安定のために、かまぼこ板みたいなのを携帯電話代わりに持って、会話をするというシーンがあった。携帯すら持たずに会話するという、さらに一段階先に進んだかたちだけど、仕組みとしては同じようなものなんだな。

携帯電話の周辺機器の中に、ヘッドセット(マイクとイヤホンを一体化したもの)があって、それをつけると携帯電話を持たずに(ポケットなどに入れたまま)通話ができるものがある。歩きながら両手を自在に使える状態で通話可能な便利アイテムではあるけれど、第三者から見ると「電波」を受信して独り言を語っているようで、かなりの違和感。

しかも電車の場合、閉じられた空間の中で、自分と距離をさほどおかない人がそれをやっていることになる。半ば閉鎖空間の中で、異様な状態を強要されるわけだ。これではストレスを覚える、不愉快さを感じるのも仕方がない。

この論文は時間を見つけて、じっくりと読み解きたいところではある。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2016年10月29日 07:04に書いた記事です。

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