米国の18歳以上のうち13%がネットを使っていない。その属性別動向
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年11月17日
13% of Americans don't use the internet. Who are they? https://t.co/DOEXOtZcqA pic.twitter.com/GQlq2lYLbi
先の米国大統領選挙の調査動向と結果を受け、回答者にリスクが生じうるタイプの質問には多分なフィルタがかかってしまうことを再確認せざるを得なくなった、調査機関の一つ、Pew Research Center。ネット経由では無く電話応対型の調査だったらデジタルデバイドはさほど気にしなくてよいので、多分に信ぴょう性があると思っていたのだけど、その電話応対が逆に仇になるとはねえ......。
でも今件のような、回答内容でリスクが生じるようなもので無い限りは、今まで通りある程度の信頼をおいてもいいのではないかな、という感はある。中国で体制批判の回答をするようなものではないわけだし。
で、今件は18歳以上米国在住の人にインターネットを使ってるかい? と尋ね、使ってないよと答えた人の割合。もちろんネット経由ではなくて電話応対だから、デジタルデバイドの類は心配しなくても良い。全体で大よそ13%。パソコンだけじゃなくてスマホなども含む。
属性別で見ると、女性、非白人、低学歴がやや多めに出ているのは、世帯年収に多分に連動しているのだろうなあ、という感はある。世帯年収ではばっちりと、低年収ほど高率の結果が出ているからね。居住地域もある程度関連しているかも。いや、これはインフラの整備状態の方が影響は大きいかな。
他方、高齢層ほど高い値が出ているのは、年収とは関係なく、純粋な世代間のギャップ。身体的な衰えによるところもあるだろうし、好き嫌いもあるのだろう。65歳以上では4割以上が「インターネットは使っていない」と答えている。
人種はともかく他の属性では、日本国内の調査でも似たような精査はできそうな気がする。時間があればやってみようかしらね。
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