米国成人のうち26%は過去1年間に1冊も書籍(紙、電子を問わず)を読んでいない https://t.co/wyJGbGEoBw pic.twitter.com/DSdVBISX76
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年11月23日
いまだに大統領選の余波を引きずっている感が強い、米国の民間調査会社PewResearchCenterの公開調査結果だけど、ぼちぼち汎用的なネタのものも再び挙がってくるようになった。日本国内の素材が消化しきれていないので後回しになっているけど、興味深い話もちらほら出ている。
今件もその一つ。米国成人の読書性向を電子書籍絡みで調査したもの。驚いたのは1/4強もの成人が、過去一年間に紙媒体も電子書籍も合わせ、1冊も書籍を読んでいないとする結果。新聞や雑誌は読んだのだろうけど、書籍には目を通していない。公的な図書館へ足を運ぶ割合と相関関係があるとも説明されているので、自前で書籍を買う人が少なくなっているのだろうなあ、と。5年前は19%だったので、5%ポイントほど、書籍離れが進んでいるけど、正直誤差の範囲かな。
米国成人の過去一年間の読書性向。紙の書籍のみを読んだ人は38%、デジタルのみは6%。https://t.co/VyvLOD9LkE pic.twitter.com/SuJ4y2tUHJ
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年11月23日
もう一つ抽出ネタ。読書性向を媒体別に区分したもの。読んでいない人が26%ってのは最初の通りだけど、紙媒体のみの人は38%、電子書籍のみは6%。完全電子シフトの人は案外少ない。ただ、両方の媒体に手を付けている人が28%なので、電子書籍を読んでいる人は34%になる。
電子書籍周りは米国の方が進んでいるはず、なのだけど、案外まだ浸透していないのだなというのが正直な感想。あるいは電子雑誌や電子新聞の方が先行していて、電子書籍はその後を追いかけている感じなのかもしれない。
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