ソシャゲの絵とか何かしら形になって残ってほしい、種類はきちんとあるのに画集とか出ずに終わったソシャゲってゆっくり絵を後で観賞できないしサービス終わる記念として画集出してほしいな
— メンマ氏 (@menmanist) 2016年10月31日
以前も言及したかもしれない、現状では主流のソーシャルゲームをはじめとしたオンラインゲームの保全方法。カートリッジや光磁気媒体などによる個人プレイスタイルのゲームならば、時を経ても本体とゲームソフト自身があれば再稼働は不可能ではない。けれど、オンラインタイプのゲーム、つまりプレイヤーが手元に持っているのはクライアントソフトのみで、実態はメーカー側のサービ内での動きでしかない(ブラウザでウェブサイトを表示するのと、そのウェブの中身自身はサーバー側にあるのと同じ仕組み)のだと、サービスが終了してしまったら、そのゲームは二度と再起動ができなくなるし、どのようなゲームなのかを覚えおく資料がほとんど無くなってしまう。
どんなゲームだっけと立ち上げても、通信ができません的なメッセージが出てオシマイになってしまうから。ゲーム画面も閲覧できなければ、自分のキャラクタのステータス確認もできない。
ウェブサイトなら先行記事にあるような、インターネットアーカイブへの保全などで一部を残すことは不可能では無いけれど、オンラインゲームではそれも不可能。精々プレイ中やメーカー側のプロモーション映像、数々の紹介記事や画像ぐらいしか資料として残らなくなる。今はまだいいけれど、このような状態が続くと、関連業界にとっては大きな穴、断絶が生じるかもしれないなあ、という感はある。ゲーム史の歴史の歴史的体系の構築とか講義とか、ほとんど見かけないし。
個々のプレイヤーにとっても、間違いなく自分の時間を多分に費やした作品である以上、いつかは別れを経験するのは仕方ないにしても、何らかの記録が欲しいと思うのは人の常。資料、データとして用意された数々の設定資料なり画材を、設定資料集などの物理的な形で残してほしいなあ......というリクエストがあるのは当然だと思う。まぁ、例えば重課金をしたり、特定アイテムを購入したり、何らかの条件を満たすと配送されてくるという、ご褒美的アイテムにしてもいいし、後で普及版を有料配布してもいいだろう。
ただ、この類のは多分に権利関係が絡んでくるし、出版のノウハウがあるか否かってのもある。さらにはオンラインゲームの運営において、撤退戦に入った時には、ユーザーのために出版云々という「余計な」経費はかけられないはず。よほど会社全体に余裕が無い限り。
だから何らかの形でそのような事態に陥っても最低限手元に残るような仕組みを作っておく必要はあるのだろうなあ......という気はする。艦これアーケードのカードとか、任天堂のアミーボとかみたいな感じで。
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