お金(の話)はきたなくも無いしいやらしくもない

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先日ちょいとリツイートされてきたお金関連の教育のお話。お金の話は汚い、下賤だ、汚らわしい、野暮だ的な感覚が日本では結構強いようで、昨今では大いに違和感を覚えるようになった。お金がないけどこれだけのことをしてほしいとか、対価は出せないけど社会的貢献をさせてあげるから別にいいよねとか、(十分な対価も提供せずに)人手が集まらないけどどうしてだろうとか。

お金は物事を正確に差し図るものさしの一つ。それが全てでは無いけれど、分かりやすく、意思疎通がしやすい。同じ内容で時給300円と時給2000円だったら、どちらのバイトを選ぶだろうか。すぐに判断ができるよる。

それを汚らわしい、いやらしいとして触れないのは、詳細を誤魔化そうとする思惑があると見るべきだろう。仕事の話をする際に、対価報酬に関して聞くと話をうやむやにする、具体的な数字を出すのを嫌がる相手を、あなたは信用できるかな?


ちょいと話の時系列や本筋、トリガーとなったものは変わるけど、お金周りの話として合わせて。結婚や少子化問題も結局のところ、お金が一番シンプルで打ちやすい手立てに違いなく。

この類の話をしていると、多分に「お金が全てではない」との反論をいただく。それは事実。お金をいくら積んでも不死身にはなれないし、宇宙旅行をして10分で火星にまでいくことなんてのもできない。ただ、お金は多様なモノやサービスに置換できる指標であり、ツールであり、リソースであることから、大よそのモノは取得可能。そして「お金で手に入らないものも」も、それが何らかの形で取得可能ならば、大抵はお金で他のモノを手に入れてからでも手に入る。

指摘している通り、お金の役割とか概念辺りを理解していれば、このような不毛な話自身、出てくるはずはないのだけどねえ......ある意味、不幸な話ではある。

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このページは、不破雷蔵が2016年11月 6日 07:04に書いた記事です。

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