データの限りでは高齢者も若年層も交通事故件数、免許所有者1万人あたりの事故件数は減少中。ただし免許所有者数が若年層は減少中、高齢層が増加中なので、事故件数減少率は高齢者の方が低い。また高齢者の違反を伴う事故では一時不停止や信号無視、優先通行妨害などが多いのも重大事故の起因かな。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年11月13日
20年間で64歳以下の免許取得者数は2%しか増加していないのに、65~74歳は3.1倍、75歳以上は5.9倍にも増加しているのですから、高齢者の事故数が増加するのも当然かな、と。ただでさえ老化に伴う個人単位での事故リスクは高齢者の方が上ですから。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年11月13日
先日から相次いで報じられている、高齢者が加害側(多分に第一当事者になるであろう)な交通事故。認知症の気配を覚えたり、無謀運転だったり、判断力の低下が引き起こしたと思われるケースが多々あるのだけど。果たして高齢者による交通事故は増えているのだろうか。
本家サイトの交通事故周りの記事では、交通事故で亡くなった人の統計などは色々と挙げているけど、交通事故を起こした側の属性に関わる分析は、そういえばまだやってなかった気がする。子供の安全紐問題でちょいと触れたぐらいかな。
ということで、ちょいと探したところ、交通事故総合分析センターで該当する報告書を見つけられたので、ざっと読みした上でざっくりとまとめた次第。
結局のところ、交通事故件数や免許取得者数あたりの事故比率そのものは減っているけど、免許取得者数が高齢者ではもりもり増えているので、交通事件数の減り方が若年層よりもゆるやかとなり、相対的に比率が増加している次第。まあ、重大事故につながる事故原因の比率が高いので、あるいは死亡者が発生する事故件数も高齢者が加害側の方では多いかもしれない。これはデータがあるのか否か、さらに精査が必要なところ。
可能ならば国土交通省なり警察庁レベルの年次公開データまでたどって、定期更新の形で分析をしてきたいのだけどね。これは将来の課題ということで。
コメントする