テレビ局や新聞などの従来型メディアが「協力して」「素材下さい」とのアプローチをかけてくることがありますが、「公認マークがある」「公式サイトで公式アカウントの表記がされている」以外はすべて本物か否かを疑った方がよさそうですね。フォロワー数が多くとも。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年11月21日
具体的な事例は挙げないでおくけれど、先日某事件に関して素材の提供を求めた某メディアの番組のツイッターアカウントが、不謹慎な言い回しを成したことに非難が殺到したものの、そのアカウントがどうやら公式のものではなく、なりすましの可能性があるとの話。
ソーシャルメディアに不慣れな人、ネット上でのコミュニケーションに関わる訓練教示を受けていない人、対人スキルが元々低い人、メディアの本質が出てしまったケースなど、多様な問題がソーシャルメディアにおけるメディア関係者からのアプローチでは指摘されている。それとは別に、そのアプローチを成すアカウントが、本当にそのメディア・番組の関係者による公式なものであるのか否かという、根本的な問題がある......というか半ば忘れ去られている。
例えばツイッター側から認証マークを与えられていたり、番組や局の公式サイトで「こちらが公式のソーシャルメディアアカウントです」と提示されているものならば、それらはほぼ間違いなく本物(ただしアマゾンなどの詐称メール同様、ぱっと見では同じでも微妙に異なるアカウント名を用いている場合もあるので要注意)。
それらによる本物確認ができない場合、たとえそのアカウントの運用歴が長く、フォロワーがそれなりに多くても、本物か否かは疑って......というよりは、偽物であるとの認識で対応する(無視する)のが一番無難で確実。
まぁ暇ならば「本物のアカウントか否か、証明する手立てを教えてください。たとえば公式サイトにあなたのアカウントの紹介はありますか」と聞いてもよいのだろうけどね。
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