豊洲の事案と「反転可能性テスト」と両方を精査すると困る人と

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先日レゴショップ巡回をしたときに、ゆりかもめ越しに目に留まった、豊洲の新市場。歴史的な厳かさは無いけれど、きれいに整備されていて、ちらほらと管理の人たちの姿も見え、色々とやりきれなさともどかしさと腹立たしい想いが複雑に混じり合ったりする。


ほんの一例を挙げても、現在の筑紫市場にはこのような問題がある......というか、老朽化などで問題が顕著化してきたからこその移転なのであり、本末転倒以外の何物でもない。あ、ちなみに「張り紙」じゃなくて「貼り紙」ね。

豊洲市場に関して「風評被害が心配だ」との声がある。しかし今件指摘されたのが良い例であるけど、築地市場の現状を豊洲と同レベルで追及すれば、豊洲の風評など吹き飛んでしまうのは目に見えている。そして仮に豊洲市場に関わる風評被害が発生しても、金銭面に関しては請求する対象が明確になっているので、毎日のように請求書をお送りつければよいまでの話。これは震災後の福島県に絡んだ風評被害にも言える事。どこか一つが行えば、次々に追随するのは違いないのだけど。

風評被害を起こした側が主張するであろう「自由」には責任が伴うもの。悪しき「自由」で懐を温めた方々には、相応の責任を負ってもらう必要がある。さもなくばその「自由」は「自由奔放」と化してしまう。それは「自由」とは別物。

で、なぜ豊洲と同レベルの各種チェックを築地でしないか。【逆の状況だったらどうだろうかと考えるのは「反転可能性テスト」と呼ぶのだそうな】ともかかわってくるけど、この類の検証は対象の双方を比較するのが当たり前の話なのに。その「なぜしないのか」を考えると、豊洲問題の本質がつかめてくる。結果は分かりきっているのにしないのは、実施すると立場が危うくなる、美味しい想いが出来なくなる人が居る、その人たちが今騒いでいるから。

そしてその「犯人」達は、先に挙げた「請求書を送りつけるべき対象」とさほど違いはないのだろうな。

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このページは、不破雷蔵が2016年11月23日 07:58に書いた記事です。

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