即売会で作り手を目の前にして見られる狼藉と、社会規範を知らないひとたちと

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この類のあれこれは多分に以前から成されてきたのだろうと思うけど、ソーシャルメディアの普及浸透で出展側、作者側も声を出す機会が出てきたこともあり、目に留まりやすくなったのかなという気はする。またエンタメ系の展示会に限れば、幅広い層が足を運ぶようになったのも一因かと。母数が増えれば、確率論的には少率であっても、絶対数はそれなりの数になる。

それにこの類の、冷静になって第三者視点で考えれば、その言動・行動がどれほど失礼で社会倫理的にしてはいけないか、ましてや当事者の目の前で的なことを、平気でやらかす人というのは、必ずどのような場面にでも存在する。旅館などのサービス施設の中、従業員の耳に届くような大声で施設にケチをつけるとか、飲食店で個人的な感想でしかないのにネガティブな意見を語るとか。

たとえそれがその人の本音であったとしても、それを口にして第三者に披露できるような形にしてよいものか否か、ましてや意図的、無意識にしても、本人に伝える行為が何を意味するのか、そしてそれを見聞きした周囲の人はどのような思いを抱くのか。コミュニケーション能力に欠けているというか、社会倫理感の欠如すら疑ってしまう。

また、後半部分で指摘されている「作品への乱雑な扱い」は小売店でも良く見かける。例えば本屋でざっと立ち読みした本を放り投げるとか、自分のバッグを本の上に載せるとか。玩具店で陳列してある小物を次々取り出しては放り投げるとか。それを子供が成したとしても、そばにいる保護者は何もしかりもせず、後片付けもしないとか。

ツイートでは「作り手より自分の方が偉いと勘違いしている」と指摘しているけど、偉い人がぞんざいな態度を取るとは限らないことを考えると、偉いと勘違いしているのではなく、コミュニケーションにおけるマナー、常識を知らないのだろうと判断した方が正解に近い気がする。

そのような人はおそらく、どのような場面でも同じような対応をとるのだろう。あるいは日常生活ではむしろ逆の立場にあって、憂さを晴らしているだけなのかもしれないけど。どちらにしても、人としては見本にしたくないタイプには違いない。

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このページは、不破雷蔵が2016年11月28日 07:41に書いた記事です。

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