①直近の3年間で原発50基分の太陽光発電が稼働開始している。なのになぜ電気自動車は売れないのか?(国沢光宏) - Y!ニュース https://t.co/bXoEK0TF4K 改めて。再考を求めます。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月16日
......ということで先日色々とチェックをしていたところ、アゴが1.5メートルほど落ちるようなツッコミどころ満載の記事が出ていたので、自分のツッコめる領域の部分でダイナミックツッコミ。まぁ、自分が活動している場所の品質を維持改善していくために、意見をすることは悪い話ではないどころか健全であると当方は考えている。
②10月に経産省から発表された電力需給検証報告書 https://t.co/6GG2OmtflD によれば、今夏の各電力管轄単位での太陽光発電による最大供給力は1524万kW。ただしこれはあくまでも最大で、持続可能な供給力にはあらず。設備の単純最大供給量ならば3322万kW。 pic.twitter.com/1KSxN6d8TU
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月16日
③単純最大供給量を50で割れば、約66万kW。数十万kWほど足りない気もしますが、原発1基分と言えなくもないかな、と。ちなみに川内原発は1号・2号機共に89万kWです。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月16日
④ちなみに今冬の太陽光発電の供給見込みは16.4万kW。需要ピーク時に出力がほとんど見込めないためです。 pic.twitter.com/tj5t1VnzdJ
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月16日
⑤恐らくは単純供給量を単に原発の発電力で割って、多少底上げしたのでしょうね。ただこれは、ウサイン・ボルト氏の100メートル走の走り(100mを10秒=時速36キロ)の結果を元に、時速30キロで走る自動車よりも氏は30キロの距離を走り抜けられると語るようなものです。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月16日
⑥「最大瞬間出力と長期に渡って継続的に出せる出力の違い」は震災後から図書館を埋め尽くす書物ができるほどに語られてきたはずなのですけどね。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月16日
で、その具体的ツッコミがこんな感じ。要は最大可能性の値を単純に積み増ししたものを、通常の常動能力と比較してどうするの、的な。具体的例も挙げてあるけど、この「瞬間最大能力」と「連続稼働能力」の違いってのは、震災後は山ほど繰り返し語られてきた話なのだけどね。
直近の3年間で原発50基分の太陽光発電が稼働開始している。なのになぜ電気自動車は売れないのか? - 自動ニュース作成G https://t.co/VHYLCXBRzP コメント保全。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月16日
自動車絡みの話の部分に限っても、こんなツッコミが色々となされていて納得感。まぁ、この部分は当方の専門では無いので、「こんなツッコミがありました」という程度にとどめておくけど。知名度はあっても、他の部分でこんなナニな話を挙げたり、専門分野とされる部分でもこれだけの疑問点が挙げられるってのは、やはり品質的に問題がある......というかそもそも専門家としてどうなんだろうかと思うのは当方だけだろうか。
コメントする