NAVERには、プロバイダ責任制限法での発信者情報開示の提訴を準備中で、今月中に訴状を提出するつもり。しかしこれだけではライターに責任を負わせてNAVERは知らん顔になるでしょう。パクリライターを使いこなして儲けているNAVER本体には集団訴訟すればいいのか思案中です。
— 有賀正博 (@photoyatra_85mm) 2016年12月3日
先ほど紹介のエントリのコメント欄より。NAVERの酷さ相変わらずのようである『本文に「一社を除き解決した」と書きましたが、その解決していない会社がNAVERです。話し合いに応じません。やはり、悪質なパクリメディアのなかでももっとも悪質なのがNAVERだということが分かります』 https://t.co/iCCQ1y8cJ8
— ガイチ (@gaitifujiyama) 2016年12月4日
先日のDeNA運営による「キュレーションサイト」による医療方面の記事のぐだぐださの相次ぐ告発をきっかけに、その内容に関する医療方面の法的な問題だけでなく、コンテンツの盗取などの倫理的、さらには法的問題を受け、自称キュレーションサイトに関わる問題が一気に表面化した件。写真やオリジナルの絵のような一次性の主張が容易なコンテンツの盗用に関しては以前から積極的な動きが出ていて、その話がいくつかソーシャルメディアにも挙がってきた。
ネイバーまとめのタチの悪さは以前からも指摘した通りではあるのだけど、コンテンツの一次所有者であり盗用の削除を申請しようとすると、個人情報を全部開示せよとか多種多様なリソースの浪費を強要するという、どちらが加害者なのか被害者なのかよく分からない状態においやられて、大抵はギブアップさせられてしまう。
ただ今件の場合、ネイバーまとめがパクリライターに責を負わせて知らんぷりとの話もあるけれど、登録制で契約をした上で支払いが成されている以上、ネイバー側が責任を全く負わない状況は考えにくいかな、というのが個人的感想。見方を変えれば、報酬などのやり取りが無ければ、個々投稿者の責でネイバーにはほとんど責任は生じないという言い分はある程度通る。それなりの管理運営体制を敷いていれば「がんばってやってるから」で言い逃れができる。
DeNA運営サイト閉鎖で、他社も相次ぎ(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース https://t.co/zzsyY2Q7Ty #Yahooニュース
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月5日
キュレーションメディアで記事の削除・非公開化続く 「Spotlight」「by.S」でも一部記事を非公開に - ねとらぼ https://t.co/aPIkJNM0K0 @itm_nlabさんから ネイバーまとめにもぜひ問い合わせを。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月5日
また「Spotlight」や「by.S」を運営するサイバーエージェントでも、医療や健康に関する一部の記事の掲載を一旦停止し、情報の確認作業をすすめているという。
DeNAが運営している自称キュレーションサイトの運営をひとまず止めたことで、同様の所業をしていた他社のサイトも似たような対応を示し始めた。個人的な感想としては「のど元過ぎれば熱さを忘れ」的な状態待ちで、数か月もすれば似たようなことをはじめるのではないかなと思っているのだけど。
日本のネットメディアにおける「キュレーション」という言葉は、10年に登場し、11〜12年には元々の意味無視の「お手軽セレクション」程度の意味となり、14〜15年には悪質まとめサイトの活躍で「パクリ」に成り下がり、今年のWelqとDeNAの件で、完全にネガティブワードになった感。
— Yasuaki Madarame (@madarame) 2016年11月29日
ネットで文章を書いてギャラもらってる人間として、例の件について一言だけ。「キュレーション」って言葉を使うのは、美術館や博物館で真剣にお仕事しているキュレーターさんたちに失礼なので、ちゃんと正確に「コピペメディア」と呼ぶべきでしよう。
— 伊藤誠之介 (@ito_seinosuke) 2016年12月1日
一連の「キュレーション」サイトとの言い回しにはこんな意見もある。まぁ、元々のキュレーションなる言葉が随分とけがれてしまったのは否定できない。「バイラルメディア」と合わせ、IT系の意識チャラい系が悪用して、言葉のイメージを削り取りつつ、コンテンツの搾取盗用をして懐を温めた結果が今なような気がする(次は「ネイティブ広告」かなあ、と)。
で、この動向に合わせ、本丸的な存在ともいえるネイバーまとめが、たまたまこの時期に利用者の表彰式的なイベントを開催する予定だったことから、それに合わせて施策の「改善」を打ち出したとのことなんだけど......。
「NAVERまとめ」が新方針 "キュレーションサイト問題"受け「まとめ作成者の信頼ランク」採用へ - ITmedia ニュース https://t.co/ggO2Rhyt9U
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月5日
「権利者が、サイト全体や個別ページのURLを「1次コンテンツ」としてNAVERまとめに登録できるようにし、運営側の審査・承認後に「コンテンツの利用可能範囲」を設定」「登録済みのサイト内コンテンツがNAVERまとめで紹介された場合、貢献度に応じて権利者にもインセンティブを還元する」
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月5日
・登録しなければ一次権利保有者側は権利の主張ができない。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月5日
・「利用可能範囲の設定」ということは、どのような使われ方をされても文句は言えない。
(範囲内であればどのような解釈をされても文句は言えない、との事例もありうる)
「インターネットが信頼されて豊かな社会が実現することを目指すために、本気で取り組む決意をしたい」実際にはむしろ逆の方向に向けて突っ走っている感は否定しません。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月5日
「NAVERまとめの記事はガイドラインに沿って掲載されたもので、今すぐ削除といったものはない。削除してしまったら基準自体に問題があることになる」今まで問題が無かったかのようなご発言(°ω°)
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月5日
「そもそもNAVERまとめはメディアではなく、あくまでプラットフォーム。ユーザーが自由にまとめを作れるもので、法令順守のガイドラインを除き、内容に関して指示を行うものではない」逃げ口上出ました。対価が生じている以上、その理屈は通りません。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月5日
元々本日の事案は利用者の表彰会的なものだったのを、昨今の「キュレーションサイト」の問題勃発で、慌てて取りまとめた感は否めません。そして問題解決にはつながるものでは無く、「頑張ってるから叩かないでね」の言い訳に過ぎないと思います。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月5日
結局、昨今の盗用サイトに関わる問題の本質を何ら理解していない、あるいは理解した上で、その理解に基づいて是正を行うと根本的な改定が必要になるので、それを避けるためのおためごかしでしかないと断言できます。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月5日
直接に関係を有しているIT系の著名な方々、そして色々と「影響」を受けている方々の反応を待ちたい所ですね。ある意味、リトマス試験紙になるやもしれません。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月5日
「ネットがこのままではいけない...」NAVERまとめ生みの親がキュレーションの問題点と新方針を語る(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース https://t.co/pAquwnWpcH #Yahooニュース 「」内で関係者が語っている内容がことごとく意味がない。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月5日
何かすごい事を語っているように読めて、じっくり読むと何も語っていない。俗にいう「お役所言葉」よりもさらに、けた違いにタチが悪い。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月5日
問題の本質を根本的に理解できていない、思考の軸がずれているのか。あるいは本質を理解した上で、その理解の上で判断を下すとネイバーまとめそのものの存在が否定されるので、理解していないふりをしているのか。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月5日
まぁ、大よそツイートで語っている通り。当事者の言及は何かすごいことを言っているようで中身は何もなく、施策そのものも状況の本質をまったくとらえずにそれっぽい作りを見せているだけ。金銭対価が発生している以上、責任は無い云々ってのは通らない(無料提供ですら一定の責任は発生するのに。飼い犬が市民を襲って飼い主が「うちは関係ない」と言及しているようなもの)。
一番良いのは対価支払いの停止(金銭・非金銭を問わず)。これでネイバーまとめの主張はほぼ通ることになる。もちろんこれまで以上の管理体制の強化は必要だけどね。それができるかな。
加え。このネイバーまとめの「施策」の発表が周知され始めた事を受け、直接に関係を有しているIT系の発言力のある方、そして色々と「影響」を受けている方々の反応を待ちたいところ。内容に対する反応、言及内容は多分に、コンテンツにどのような意識を持っているかを示す試金石となるに違いない。
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