GDPの問題とIT導入の意味と高齢層のIT化と

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一元的な回答とすることではなく、発想の一つとしては面白い切り口だな、と。GDPの底上げが成されなかったのは、日銀のデフレ施策とか為替レートの問題もあるけど、この発想もまた一つの理由としてありうる。IT化は随分と進んでいるのに生産効率が上がっていないのはどういうことなのだろうか。

恐らくは一部指摘されているけど、人口構成比における高齢層の割合が他国と比べてあまりにも高いので、その層の社会的意見力が強いままで時代が流れ、IT化を上手く活かせる社会構造へのシフトが遅れてしまっているのだろう。人口は意見力に直結する。これは他の社会問題にもいえること。高齢者に優しい世界は、同時に高齢者以外にとっては住みにくい社会ともいえる、良い例。


無論オールオアナッシングでは無いけれど、確率論的に、高齢層の方がIT関連には手を伸ばしにくいのは否めない。理由はいくつもあるけど、本家サイトでも言及している通り「経験時間の長いもの、自分の総人生時間における比率が高いものに注力する」「新しいものを覚えるのが時間リスクの上で怖い&記憶力や身体能力が低下しているので覚えにくい」。ただ、その意見が社会全体で大勢を占め、「社会そのものはIT化しすぎると困るし」という意見で集約されてしまうと、足踏みばかりが続くことになる。新しいものがすべて良い、古いものはすべて悪いってわけではないけど。


まぁ、言語形態的な部分もゼロとはいえないけど、それだけに理由をかぶせるのはちょっと違うような気がする。

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このページは、不破雷蔵が2016年12月 5日 07:40に書いた記事です。

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