バブル崩壊と消費者物価の安定と(日銀による)デフレ政策と消費税の導入と一般税収の減退とデフレ。卵とニワトリの話ではないですが、ほぼ同じタイミングなのですよね。グラフは 日米中のGDP推移を詳しく見ていく https://t.co/eBvxyfp1CV より。 pic.twitter.com/i4VgA9ERno
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月5日
そして先日挙げた 日本の経済成長率をグラフ化してみる https://t.co/IZwUWi1M8m でも言及の通り、デフレ脱却の施策の効果が出始めたことを受け、GDPデフレータもプラス化し、名目・実質GDPの差異が近づきつつある。 pic.twitter.com/ObHDXejkqS
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月5日
バブル崩壊で「下手打った」と判断した日銀や大蔵省(現財務省)が立て続き打ち出した施策が、バブル崩壊後の長期デフレ不況と「失われた何十年」を生み出した......ようにも見えるのです。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月5日
やたらと長いタイトルとなってしまったけど、先日消費税の税収絡みの記事を書いていた際に気が付いたこと。どうもこれらの要素って、ほぼ同じタイミングで生じているっぽいんだよね。中には遅滞性のものもあるので、数年のずれがあるけれど、時期的にはほぼ同じ。相関関係なのか因果関係なのかはもう少し詳しく精査をしないとつかめないけれど、まったくの偶然の一致とも言い難い。
複数の要素が連動する形でトリガーを引かれ、それが副作用の形でぱたぱたとドミノ倒しのように発生したと考えると、結構するりと理解が出来たりするから不思議なもの。
消費の拡大は経済の資金流通の活性化につながる。その点では消費税は悪手でしかない(消費するたび罰ゲームなど野暮な話)。財政は安定するが、それで経済が停滞したら意味がない。資金流通量を増やして緩やかなインフレをもたらし景況感を底上げして「税収額」もアップさせるのには、
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月5日
「消費税の引き下げ、あるいは休止」「資金流通量の増加を果たすための国債発行と日銀による全額買い取り(間接的なプリンティング・マネー)」「経済の維持拡大のために必要な方面への(国債などを用いた)手当(ヘリマネ含む)」が必要かな、と。要はバブル崩壊後に成されていた悪手の逆。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月5日
以前 「年金国債」の発行と日銀による全買い取りという発想 https://t.co/7G8iGPEHo0 でも言及した「年金国債」も発想としてはありでしょう。教育科学方面、子供養成支援国債などもありかと。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月5日
節約志向は対外資金の動きにのみ。国内はむしろ積極的にお金を出して循環量を増やすべき。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月5日
ということで、色々とまとめた次第。インフレ化は円安へのシフトにもつながるし、「税収額」のアップにも直結する。細かい考えは色々とあるだろうけど、基本原則は大前提。
中には「お金があればそれで良いわけでは無い」とする意見もあるでしょう。超短期的にはその通りかもしれません。しかし中長期的には「その方面でお金が得られる」と認識されれば、人は集まり、市場は拡大し、競争も起きて技術も底上げされます。教練もなされます。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月5日
例えば、単なる山地に最初の一年だけ安価で住宅を提供しても誰も来ませんが、その場で人気のある彫刻にぴったりな高級木材が手に入るとなれば、大勢の人がやってきます。継続的な儲けが期待できれば人が集まり、木こりや彫刻師の教練もなされるでしょう。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月5日
「継続して儲けられる場を作る」ことこそが大切なのです。他人の視点のみで考えるから「節約」「値切り」「経費削減」が先行されてしまう。自分の立場で見た場合、儲けが得られるところに行きたい、学びたい、働きたいとするのは当たり前の話。その観点を忘れてはならないのです。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月5日
(正直なところ、事ある度に「ハイパーインフレ」と騒ぐ方々は ①バブル崩壊とその後の後始末でインフレを極度に恐れる「ゼロリスク症候群」となった人 ②長年のデフレ下での稼ぎに慣れて、現状変化を嫌う人 ③単にインフレ化すると大いに損をする人 のいずれかでしかない、と)
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月5日
また、お金があれば良いってわけじゃないとの話もあるけど、まずはお金が第一。人材やら産業やらの悩みどころの話はまずお金が足りないから云々ってことでもあるし、利益が得やすい場であることが認識されれば、自然にその場には人材や資源も集まり、競争が促進される。今、人手不足が叫ばれている方面は多分に、そこで儲けにくいとの認識が成されていたから、人が敬遠した結果でしかない。
そしてインフレ云々で大騒ぎしてデフレを歓迎する界隈は、大よそこの3パターンであるなあ、という。ゼロ金利政策周りで顕著だよね。
まぁ、この辺りの連動性、関連性は、あるいはすでに専門家の方々が指摘して肯定、あるいは否定しているかもしれないなあ、と。
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