米大統領選挙の選挙人問題、クリントン氏から離反した人の方が多かった

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すべての選挙人が一般投票の結果に従えば、トランプ氏は306票を獲得するはずだったが、米メディアによると、テキサス州で2人の選挙人がトランプ氏への投票を拒否した。ただ、多数が造反する事態が回避されたことで、トランプ氏の大統領就任が覆る可能性はなくなった。


民主党のヒラリー・クリントン氏が獲得した選挙人も、232人のうち5人が造反した。米紙ニューヨーク・タイムズによると、両党合計7人の造反者が出たのは史上最多だという。正式な投票結果は1月6日に集計される。


先日投票が行われた米大統領選挙の選挙人選挙。総投票数はクリントン氏の方が上だったものの、選挙人システムの上ではトランプ氏が圧倒的勝利。で、まだ本選では無いので、米国内では選挙人に対し「トランプ氏には投票しないで」的な運動があちこちで起きていたのはすでにご承知の通り。なんだか選挙システムそのものを否定するような動きがあるってのは、色々と複雑な思いをせざるを得ないのだけど。

でも結果としてはそれらの運動で選挙結果が覆ることは無く、むしろクリントン氏からの離反者の方が多かったという、笑うに笑えない結果。


正式発表は来年の頭だということだけど、ニューヨークタイムズ紙が伝えるところによればこんな感じで、トランプ氏に投票するな運動をしていた人の立場が吹き飛んだ結果となった。来年の正式発表後には、またひと悶着ありそうな気がするのは当方だけだろうか。

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このページは、不破雷蔵が2016年12月21日 07:05に書いた記事です。

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