高速道路の逆走事案は高齢者によるものが増えている

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少々気になる話のきっけかになった、タイムスタンプを見るにほぼ一年前の事案。高齢者の交通事故は増加しているのか否かという話はここしばらく問題提起されているけど、それとは別に、高速道路内の逆走に関しても、ちらほら耳にするようになった。でもこれも、やはり生存者バイアスの類で、目立っているだけではないかなあ...という気もする。高齢者の交通事故全体同様、今後時間がとれるようになったら検証したい話ではあるのだけど。


で、なんだかやっぱり引っかかるところが大きくて、ざっとだけでも確認しておこうかということで調べたのがこれらの資料。15年ぐらい前では高速道路上の逆走事故は、若年層・中堅層・高齢層の3つのボリュームゾーンがあったという感じ。見方を変えると、特に傾向だったものは見出しがたい。


ところが昨今になると、高速道路の逆走問題が深刻化しているようで、資料の数そのものも増え、国土交通省でも有識者による委員会も複数開催されている。その資料の限りでは、15年前と比べて明らかに高齢者によるものが増えている。高齢層の数そのものの増加、ドライバー数の比率増加を考慮しても、これはちょっと無視できない割合。単なるイメージ云々以上に、確かに高速道における高齢者の逆走事例は目立つ形となっている。

ドライバー比率で見ればもう少し差異は縮まるかもしれないけど、この類の話は同時に絶対数に関しても留意しなければならない。多いから仕方が無いで済むような話では無いからね。

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このページは、不破雷蔵が2016年12月22日 06:54に書いた記事です。

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