未だにリアタイ視聴の数値が人気のバロメーターになってる状況なの、不思議だねえ。録画分も1週間前後で数値が出る状態なのに、それじゃ遅いんだろうか。録画機材が発展してもう何年が経過したんだろうと。TV番組の人気度なんて、youtube辺りに上がってから人気炸裂する例もスルーなのかな。
— 虎荒狗狼 (@koalaclaw) 2016年12月23日
確かに週刊でTV事情を追いかけさせる側からすると、それじゃ情報が遅すぎて入稿にも印刷にも間に合わないってのはある。結局、紙になった情報のみが未だに重要視されてる状態から抜け出せてないからなんだろうか。誌面で喰ってる身ではあるけれど、TVと紙の時間差がドンドコ広がってる感はある。
— 虎荒狗狼 (@koalaclaw) 2016年12月23日
ネットという愛人を挟んで、TV&ラジオと紙の戦いがソロソロ本格的になりつつあるのかもな(遅いぐらいだけど)。生放送でないゴールデン地帯は予算の無い制作局が古い情報を拾ってくるパターンが多いけど、メイン局の作る生放送と紙の対立する内容が最近増えてきてる感じあるからなぁ~。
— 虎荒狗狼 (@koalaclaw) 2016年12月23日
ビデオリサーチがタイムシフト視聴率(本放送から1週間以内に再生放送されたものも視聴率に勘案するタイプの視聴率計測方法)の技術運用と、試験的な視聴率の発表を成してから、テレビ業界では色々と思惑が錯綜しているとの話がある。視聴率は番組の人気視聴となり、それは同時にCMの単価を決定づけるものとなる。新聞なら部数、雑誌なら印刷証明部数みたいなもの。厳密には随分と違うのだけど、イメージ的にはそんな感じ。アプローチが届いているかという意味だから。
で、指摘の通り、リアルタイム視聴率が時代遅れになっているからタイムシフト視聴率の運用開始をしたわけなんだけど、一方でリアルタイム視聴率で無いと都合が悪いところも少なくない。その一つが雑誌業界。仮にタイムシフト視聴率がメインとなると、その値が出るのは最速でも一週間後。その値を元にあれこれ記事を書き始めるとなると、雑誌媒体の情報反映は、これまでと比べて最低でも一週間は遅くなる。今現在ですら、ネットとの時間格差が指摘され、独自価値が求められている状態なのに、これ以上時間差が開いたら、テレビそのものとそれを支えている(と自認している)紙媒体などの差異はますます広まってしまう......というのが、タイムシフト視聴率に反対する動きの一つではないかな。
ただ、個人的にはリアルタイムであろうとタイムシフトであろうと、視聴率への指針度合いは以前と比べて薄まっているし、併用できる別の指標も必要な時期に来ているのではないかな、という気がする。そもそも「人気」=「視聴率」としちゃって良いのか否か。
本屋で予約注文した経路で無いと連載の継続や単行本の次号以降の発刊の是非に影響しない、昨今の出版業界の多分なところと似ていますね。https://t.co/2XTX5up1aY
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月23日
ま、行動が予測できない第三者が触媒として登場すると、マッタリ胡座組んでた二大巨頭が泡喰ってオタオタするなんて話ゃ、今時の珍しい話でもないか。
— 虎荒狗狼 (@koalaclaw) 2016年12月23日
出版業界の不調のバロメータの一つとして挙げられる、地方近郊の中小の本屋の閉店にしても、商圏の需要減退は確かに一因でしょうけれど、それは後押しの要素でしかなく、多分に他の個人営業店舗の閉店同様、店主の高齢化・引退が原因かという気もします。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月23日
当方の行動領域内でもそのような感じの閉店パターンとか、さらには以前触れたように、本屋を閉じた後に趣味の喫茶店を開いたり、需要のある保育所に変わったところもありましたし。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月23日
@Fuwarin 色々な人達が間に挟まり人件費を生む紙媒体と、筆者や編集・出版社から直で出るデータ売本が戦った結果、誰が傷つき損するかっちゅーと物流や印刷の人達なんスよね。右から左へブツを移動することでオマンマ喰う人達から直訴されると、商品を出す側も人間が見えてしまって悩ましい。
— 虎荒狗狼 (@koalaclaw) 2016年12月23日
@koalaclaw 昔と違って「思惑」がすぐに露呈してしまう時代であるにも関わらず、それを隠したまま主張をしてしまうので、醒めてしまうのですよねえ......池の女神に金と銀と鉄の斧を見せられて、自分は金の斧を使っていたと主張し続けるような。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年12月23日
@Fuwarin 古い方法は解析・解明され、その分析結果を受ける側はアンテナが拡大して内容を把握しているのに、発信する側の手が遅いというか老いているのは仕方ない話ではありますけどね。平安時代から変わらない話ですわ......。といえ、老い人に勉強し直して生活基盤を作り直せってのも難しく。
— 虎荒狗狼 (@koalaclaw) 2016年12月23日
@Fuwarin まさに。税金の出所から、投票獲得数の出所やら、貯蓄率の高い年代が何処にあるかなんて話まで、若者が弱者になっている(少し前までは「なりつつある」なんてヌルい評価でしたが)時代だからなんでしょうね......。過去遺産で喰うどころか、過去遺産に食い潰される時代はシンドイ。
— 虎荒狗狼 (@koalaclaw) 2016年12月23日
視聴率の話や色々な周辺界隈の思惑を見聞きしていると、連想せざるを得ないのが、今の出版業界の問題。連載の継続や単行本化の判断の際に、出版社側は本屋での予約注文の数字を判断材料として用い、ネットの予約や注文の数は検討に入れていないとの指摘が多々ある。中にはちゃんと配慮しているとの意見もあるけど、今なお圧倒的に本屋優先主義。
本屋が行動領域内に無いので使えないという意見も多々ある。先日言及した通り、予約をしても発売日に配本が無いとのケースもしばしば耳にする。「本屋経由のでないとカウントしない」ってのは、そのようにしかできない仕組みの旧態依然さが問題であるのに解決をしない業界側の怠慢でしかないとか、思惑として本屋の売り上げ底上げに寄与したいからではないのかとか、色々とドロドロ感は否めない。作者先生を呼んだサイン会とか特典も展開して本屋を助けていますよという話もあるけど、それも大手の本屋で、中小の本屋はスルーされてしまう。
他方、地方の本屋の閉店状況に関しては、統計を探さねばならないしそもそもそんな統計があるのか否かも不明だけど、単に出版業界の不調さによるものではなく、他の小売店の閉店、シャッター街化同様に、経営者の高齢化・引退によるところも大きい感はある。「経営不振で借金苦で、なら家ごと撤去しているけど、そういうケースはあまりない」との指摘を受け、自分の行動領域内を見返してみたけど、確かにその通りだったし、上でツイートしている通り別の店(多分に「自分の好きな事」的な)に切り替えているのも多々見受けられる。
昨今の社会問題の多くに関係している、高齢化とその高齢層の人口構成比上の問題からくる意見力の過剰な大きさが与える社会的影響。これが出版業界にも影を落としているような気がしてならない。
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