米成人の26%は過去一年間に紙もデジタルもあわせ、一冊も書籍を読んでいない

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先日ツイッターのタイムライン上に挙がったネタを頼りに探したところ出てきた、昨年末のPewResearchCenterの調査結果。18歳以上の米成人を対象にした読書関連の調査項目によるもので、過去1年間に紙媒体、電子媒体を合わせ、1冊も書籍(雑誌とか音声本の類は除く)を読んでいない人の割合を計測したもの。

全体では26%、男性に限ると3割以上の人が、1冊も書籍を読んでいないという。雑誌の類には目を通しているだろうし、ウェブ上の文章は書籍では無いから、実のところ書籍相当の文面を読みまくっている可能性は否定できない。書籍と雑誌と文章の境目があいまいになっているってのもあるのだろうなあ、とこの類の調査結果を見て思ったりもする。

他方、今調査に限れば、見事なまでに低年収、低学歴ほど書籍を1冊も読んでいない人の割合が多い。女性より男性の方が、若年層より高齢層の方が多いのは意外。むしろ逆かと思ったけどね。他方、地域別・人種別は連動性が少なからずある年収や学歴の影響だと思われる。米国ではこの相対関係が非常によく出るんだよねえ。

ちなみにPewResearchCenterの調査では、特記事項が無い限り、本に絡んだ話は紙媒体と電子媒体の仕切り分けが無い。過去1年間に本を読んだことがありますか、的な質問の場合は、今件のように留意事項「媒体の様式を問わず」ってのすら書かれないことの方が多い。日本もそう遠からずのうちに、そのような認識が......はムリかな。

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このページは、不破雷蔵が2017年1月 2日 07:11に書いた記事です。

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