小学校低学年では4割近くがスイミングスクールに通っている

| コメント(0)


先の勉強周りに続き、ベネッセで子供の携帯電話の利用料金に関わる調査報告書を探そうとして見つけた、別のお話の報告書。今の子供の行動性向が多方面の切り口で精査されていて、非常に興味深い。これはことある度に話題に登る文系と理系の自己判断の話だけど、年上になるに連れて理系は一時減り、後は横ばい。文系はもりもり増えていく。多分にどちらかを決めかねている人が文系に移行するって感じがする。


習い事の実態。現状では小学校低学年は4割近く、高学年でも4人に1人はスイミングスクールに通っている。そこまで需要があったのかとかなり驚き。他方、そろばんは小学生でも1割足らず。

メディアの利用時間。平日での話だけど、高校生になるとテレビを観ている時間よりもスマホで色々とやっている方が長い。じきに中学生も逆転しそうな気がする。スマホを持っていなければ時間を費やすことはできないから。なお新聞の平均時間は1分から3分。


生活習慣。滅多なことでは調査されない、貴重な内容。食べ過ぎの経験を持つ人は年上になるほど増えている。宿題忘れも高校生の方が多い。また、ダイエットは女子高校生では3割近くに登っている。想像していたより相当多い。1割くらいかと思ってた。


小学生は自分や友達の家、公園などでたむろする。中高生になるとお店などへ集まる場所がシフトする。これも複数の調査でちらほらと語られていた話だけど、今回はっきりと判明した。お店などでの禁煙シフトもこの辺りと無関係ってわけではないのだろうな。


最後は遊びの方向性。これは主観的なところが大きく、あくまでも傾向レベルでしかないのだけど、年上になるほど外遊びから内遊びに、多数から一人での遊びになる。リアルかバーチャルかは傾向だったものは無し。

直前の記事と合わせ、多分にエンタメの需要者となりうる小中高校生の実情を知るのには良い資料に違いないので、関係方面は一度ならずとも目を通しておくことをお勧めするよ。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2017年1月18日 07:19に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「子供達の書籍経由の勉強機会は増加中、でも新聞は減っている」です。

次の記事は「正規商品のおもちゃの購入は金融商品の市場を見るように」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30