Majority of U.S. Voters Think Media Favors Clinton https://t.co/CoO0B1wvZ5 去年11/3の調査結果。米メディアはクリントン氏にえこひいきしていると認識している人は52%、トランプ氏には8%。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年1月21日
米国の民間調査会社ギャラップの調査結果。ぶっちゃけ、昨年12月まではスケジュールの遅延でアップアップしていて、米大統領選挙絡みだけでなく海外の調査機関の調査にまで手が出せなかったのだけど、これは選挙前に記事にしておくべきだったかなあと多分に後悔した内容。調査実施は2016年10月下旬、発表は11月頭なので、まさに選挙直前。
もう少し詳しく。クリントン氏にえこひいきと思う人は52%、トランプ氏に、は8%。どちらも無いよねは38%。 pic.twitter.com/Nm3GHE5oaZ
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年1月22日
クリントン氏に好意派でクリントン氏にえこひいきと感じている人は23%、中庸だとの人は63%。トランプ氏に好意派ではクリントン氏にえこひいき感は90%で中庸だとの意見は7%。 pic.twitter.com/DO4WPUr5ns
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年1月22日
支持政党別。共和党支持者は「クリントン氏にえこひいき」との意見が80%。他方、民主党支持者では25%に留まり、中庸だとの意見が63%。 pic.twitter.com/lpjNOyZfq7
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年1月22日
要は、民主党=クリントン派は「メディアは中立・中庸」、共和党=トランプ派は「メディアはクリントン氏にえこひいき」との認識。興味深いのはそれ以外の中立派(Independent)でも、クリントン氏にえこひいきと感じている人が41%もいたこと。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年1月22日
で、ざっと絡めるとこんな感じ。えこひいきであるか否かは絶対数量的な物差しは存在せず、受け取った人の感性によるところが大きいのだけど、見事に「ああやっぱりね」的な結果が出ている。報道全体への印象で、民主党=クリントン派は「メディアは中立・中庸」と見ている一方で、共和党=トランプ派は「メディアはクリントン氏にえこひいき」との認識が多数を占めている。で、どちらも支持していないのはどうだったかというと......中立派(Independent)でも、クリントン氏にえこひいきと感じている人が41%もいたんだな、これが。中庸だったとする人も5割いたけど。
電話による聞き取り調査なので、複数指摘されている通り、トランプ氏寄りの発言が躊躇されてしまうというリスクはある。ただ今件はトランプ氏支持と明言した上でのひいきか否かを聞いているので、そのバイアスはあまり気にしなくても良い感はある。そもそも、中立派の動向が全てを語っている。
米国の「報道」は自ら公明正大を宣言していない以上、本当に自由だからどこまでも偏向したってかまわない。まぁ当然、違法、不法、不道徳なことをすれば、相応の報いがある。それが本当の「自由」であり、「自分勝手にやって無責任」ではない。「報道の自由」とは前者であり、後者は意味しないのだけど、その辺りをちゃんとわかっている人がどれだけいるのか。
もしかして:
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年1月22日
「米大統領選の予想が外れた」との日本での話は、元々偏向前提の米国の「報道」をそのまま日本のジャーナリストや報道が、公明正大なものとの前提で伝えたのが一因?
テレビ局などではなく調査専門機関による事前調査は、指摘の通り電話調査や対面調査における「ポリティカル・コレクトネス」による「正義の棍棒」を避けるために、自分の考えを表明できなかったのが多分にあるのでしょうけれど。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年1月22日
現地(スイングステート、ラストベルト)に取材に行った人は「ひょっとしたら?」位には感じていたみたいですがそれを表明までしたのは木村太郎氏だけでしたね。そして彼自身も根拠は「勘」と言ってたぐらいですし https://t.co/aEhn3hwnmt
— さんだぁ@NMLZ 大阪二日目 (@sander786) 2017年1月22日
で、えこひいき報道の実状を確認できるに、こんな話も想起される。えこひいきな報道がそのまま外電として日本に伝えられ、さらにポリティカル・コレクトネスによる正義の暴走的な強圧もある。日本の報道、ジャーナリストは、米国の報道に関わる偏向性を知らず、あるいは無視して「公明正大な『報道』だから」と垂れ流す。結果として予想が大きく外れてしまい、それが衝撃となるってのも、筋道が通る。
米国のリベラル達は「トランプは最悪だから辞めろ」「トランプ氏ね」と叫ぶのではなく、『選挙結果は受け入れるが、厳しく監視する。間違った方向に進みそうになったら全力で止める。そして次の選挙では負けない』こうだろ?これが「民主義国家における、正しいリベラル主義の貫き方」じゃないのかね_
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2017年1月22日
先日も言及したけど、米大統領選挙で大きな風が吹いて、色々とカバーされていたものの風呂敷が取れて、実態が暴露されてきた感はあるのだよね。
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