ATM限度額「0円」に、県警が要請...詐欺防止(読売新聞) - Yahoo!ニュース https://t.co/NfjGdcwNEd #Yahooニュース この発想は無かった
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年1月1日
県内の全15信用金庫では既に同じ仕組みを導入済み。県警は、顧客数がより多い銀行で導入が実現すれば特殊詐欺被害の減少につながるとみている。
特殊詐欺とはいわゆる振り込め詐欺などの、間接的ツールを用いた上での詐欺手法。足が付きにくい、正体がばれにくいようにATMを用いて振り込ませることから、ATMのそばに警察官や金融機関の係員がついて注意を促したり、「電話をしながら振り込み作業をしないように」と間接的に警告をする貼り紙をするケースも見受けられるようになったけど、この類の犯罪は無くなることはない。
関係当事者自身だけでなく、その関係者に関する第三者のふりをして連絡をする、例えば「貴方の孫が交通事故を起こして大切な器材を壊した」的な話を声高に語ってくれば、ついつい請求してきた賠償金を振り込んでしまうなんてケースは十分ありうる。そして被害を受ける人の大多数は高齢者であることは、統計的に明らかにされている。
ならばいっそのこと、高齢者の多分はATMを用いるとしても、払い戻しならともかく振り込みをする機会が滅多にないのだから、振り込み額の上限をゼロ円にしてしまえばよいではないかという話。正直、この発想は無かった。
無論、元々整備されている機能を制限することに、疑問を持つ、不満を有する意見は多分にあるものと考えられる。ただ、実際にはほとんど使われていない振り込み機能を実質的に制限することで、犯罪被害を防止できるのなら、これは良い考えに違いない。しかも「振り込み機能を使用停止にする」ではなく「上限額をゼロにする」だから、必要ならばまた元のように上限を増やすことも可能であるし、窓口で手続きをして振り込んだってかまわない。
色々と試行錯誤は必要になるだろうけど、この方策はもっと多方面に広がると良いと思うな。
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