トランプ氏の記者会見でCNNをリジェクトした件で「氏は自分を良く書くメディアしか相手にしない」との言及が相次いでますが。大統領選挙戦の時にCNNをはじめとした米大手メディアが印象操作的な記事の限りを尽くして問題となった事が思いっきり無かった事になっているのが不思議です。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年1月12日
ソーシャルメディアのフェイク情報に関しても、似たような印象操作的な指摘がなされているので、ちょっと距離を置いていたりもします。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年1月12日
トランプ氏の実働がどうであれ、米国内では全国ネットワークのテレビ局やケーブルテレビ局、新聞などの大手メディアに対する情報の信頼度はどん底まで落ちているのが実情ですが、それを(意図的に?)無視する形で、日本と同じように完全に信頼できる対象だとして取り上げると痛い目にあいますよ。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年1月12日
......ということで先日行われた、米次期大統領のトランプ氏の記者会見の中で、CNNがウソつき呼ばわりされて質問を拒否された件。この部分だけを抽出して報道の自由がとか独断行為にすぎるとか、日本のジャーナリストな方々も逆切れ状態で反発しているけれど、ふと引いて色々と会見内容を読み返したり、大統領選挙戦の時にCNNなどが何をやってきたのかを思い返してみると、今騒いでいる方々はどこを見ていたのだろうかと頭に疑問符が一ダースほど浮かんでくる。
まず米国内におけるCNNなどの全国ネットワークのテレビ局やケーブルテレビ局、新聞社などの4マスに対する信頼度はどん底状態であり、日本のような信奉過多ではないことを認識しておく必要がある。加え、CNNは極端ではあるけどそれらのメディアが大統領選において、本来「報道」たるものがやってよいとは思えない印象操作の報道を繰り返してきたことが、さっくりと騒いでいる界隈の記憶から抜けていることがある。あのような指摘をトランプ氏から受けたのは、CNNが「報道」と呼べるようなことをしていないと認識されていなかったとの発想に、なぜ至らないのだろうか。
「好意的なメディアにサービスするが批判的なメディアには意地悪する」なんて、日本の政治家(与野党問わず)も企業も芸能人も当たり前なので、今更騒ぐことではないし、「SNSの時代が云々」とか陳腐な分析だと思う。もともと記者会見なんて時間の節約かショーだから取材の墓場だし。あほくさ。
— 菊池雅志 (@MasashiKikuchi) 2017年1月12日
あの会見で「Fake News」呼ばわりされて質問を拒否されて、CNNは別に全然困ってない。むしろトランプショーの重要な脇役になれて喜んでると思う。記者会見で何か真相を究明できるわけではないし。
— 菊池雅志 (@MasashiKikuchi) 2017年1月12日
「記者会見こそが取材の最前線で権力の監視と真相究明の現場だ」とか思ってる人はワイドショーとかの見すぎ。ましてホワイトハウスの会見なんて古典芸能みたいなもん。
— 菊池雅志 (@MasashiKikuchi) 2017年1月12日
ジャーナリストが声高に「報道の自由」と叫ぶときには、得てして「報道の自由奔放、語った事には一斉責任を問わない、偏向内容もすべてオッケーで、精査すら許さない」を意味するようになってしまったのは、とてもとても悲しいことです。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年1月13日
@ajihiraki64 良くある話ですが、自由と自由奔放・無責任を取り違えて認識しているのでしょうね。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年1月13日
@Fuwarin @Aahi69Mai 報道の自由というのは、その裏に重い責任がありあすが、今のジャーナリストは重い責任を放棄しているので、いかがわしく見えるのでは
— TANAKA (@TANAKA46592715) 2017年1月13日
自由は最低限責任も伴うもんだと思うんだけどなあ...。
— 源٩( 'ω' )و @独身主義 (@seiwa_genji) 2017年1月13日
こんな輩が声高に叫んでんのは「報道の自由」なんかじゃなく「勝手な報道」でしょうよと。
2chと同じだね。ま、中の人同じなのかもだけど。
https://t.co/ft5gghNGD8
会見に絡んで反発している日本の「ジャーナリスト」界隈を見ていると、特に強く感じるのが、「報道の自由」なる言葉のはき違えをしているということ。「報道の自由奔放、語った事には一斉責任を問わない、偏向内容もすべてオッケーで、精査すら許さない」と同義であるかのような感じなんだよね。それは違うのだけども。
もとより米大手メディアの米大統領選挙における印象操作的偏向報道に関して、メディア自身の謝罪や反省、総括、状況改善への模索の類はとんと聞いた記憶がない。むしろ無かったことのようにしたふるまいばかり見られる。今件のように。
また、FOX Newsの動きに絡んで、日本のジャーナリストや反社会的界隈も賛同の意見を述べたり、さらに日本に話を転じて、メディアと政府の関係が云々と便乗の火付けを示す動きも確認できるけど。米大統領選挙直後のPC(ポリティカル・コレクトネス)周りの動き同様、多分にあぶり出しの雰囲気があるとの感想しか出てこないのは当方だけだろうか。
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