「好きな事」「できる事」「他人が自分に求める事」すべてが合致した部分が「幸せの領域」

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世の中には仕切り分けが難しいものも多々あるけど、自分ができない事とか関係の無い事では無く、何らかの形で自分に関わり合いのある事をより集めて整理をすると、指摘の通り大よそ「自分が好きな事」「自分ができる事」「他人が自分に求める事」の3つに分けられる。で、もちろんそれらもきっかりとどれか一つのみってわけでは無く、メインはこれだけどこの領域にもかぶっているよねとか、どれにも当てはまるかもなということがあり、それが二つの重なり合いの部分とか、三つすべてが重なっている部分となる。

自分が好きな事だけど自分ではなかなかできない事は、費やす時間は楽しいけれど効率は悪いし生成物も大した量ではない。自分が好きで自分でもできるけど、他人が求めていないことは、自己満足で終わってしまうことが多く、趣味趣向の領域からは抜け出ることができない。自分が容易にできて、自分でも好きで、他人も求めているものなら、自分のハッピーな時間を堪能でき、それで他人も幸福になるし、その見返りでさらに自分も幸せになれる。ポジティブなスパイラルで一生を過ごせる。これこそ最高のパターン。

で、それを得るためには、このいずれかの領域を増やすように意図的に動いていく。本当は3つすべての領域を拡大させれば、全部が合致する部分はもりもり増えていくのだけど、それは結構難しい。そこで、どれかいずれかを広げていくようにする。ただしその方向は他の2つの領域と重なるように意識をする。そうすれば、他の2つの領域はずっとそのままでも、自然に3つ重なる部分は増えていく次第。

そして指摘の通り、一番気軽にできるのは「自分の好きな事」を増やすってこと。

他方、この「自分が好きな事」「自分ができる事」「他人が自分に求める事」ってのは、風船のように一様に膨らんでいくばかりではない。気が付けるか、発想の転換ができるか、新たな機智に出会えるか、色々なケースはあるけど、ある日突然何もなかった領域や、他の領域の中にぽんっと湧いてくることもある。今まで自分ができる事として認識していたこれって、案外楽しいよねとか、あまり興味が無かったこれだけど、実際手掛けてみたら案外好きになれそうだし、出来そうかなとか、好きだったことだけど、切り口を変えたら他人が自分に求める事でもあるんじゃないかな、とか。

その、ある日突然気が付くかもしれない「もしかして」を得る機会と遭遇するためには、多種多様な情報に触れて、自分の可能性の扉をノックしてくれるようアプローチし続けるしかないんじゃないかな、と。気分転換として普段していないこととか、何も目的を持たずにあちこち散策をすると、ふとイメージが湧いてくるってのは、そのノックの機会を得ることできたからなのかもしれない。

まぁ、この3つの領域が重なった部分を増やせるよう、日々努力を重ねたいものだけど、この構造を意識しておくと、気が付く機会も増えるかもね。また、以前触れた【自分が楽にできることが長所であるとの考え方】【「好きなこと」よりも「得意なこと」をする方が自分にも他人にも有益だという話】なども関係してきそうな気がする。

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このページは、不破雷蔵が2017年1月 8日 07:16に書いた記事です。

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