そういえば、電子書籍の話とかしてて、紙の本をよく読んで下さる読書家の方々が、意外にも「kindleの読み方を知らない」とか、「専用端末以外(スマホやタブレット)で読めることを知らない」とかっての割と多かった。
— 加藤AZUKI【「超」怖い話 怪顧 (@azukiglg) 2017年1月7日
そういう意味では、電子書籍を出してる作家さんが一番頑張るべきは、「電子書籍の読み方ガイドを、自分の本の宣伝と合わせて頑張ること」なんじゃないかと。これが結果的に「新規読者の引き寄せ」になる。でもそこはあんまり皆やってないw
— 加藤AZUKI【「超」怖い話 怪顧 (@azukiglg) 2017年1月7日
電子書籍...というと肩を張ったような感じがするけど、要はインターネットを用いてデジタル化された書籍そのものと、それを読む方法、が普及浸透して、スマホやタブレットを持ち本を読むというスタイルがごく普通になった昨今。なのだけど。このような話は少なからず見聞きしたりする。
パソコンを使ってブログなどを閲覧するのと同じような感覚でネット上の書籍文章に目を通すことはできても、キンドルなどの専用端末で読み解くことができないという。だから手出しはできないという次第。さらには電子書籍そのものを知っていても、スマホやタブレット型端末、さらにはパソコンでも(専用のリーダーアプリを用いることで)読める事を知らなかったという人もいる。
これはよく分かる。過去に無かった概念のツールの登場だからね。キンドルの中に自分の書庫を作り、その書庫においてサーバーにアクセスできる権利をアカウント単位で購入。好きな時にアクセスして何度でも閲覧できる。要は遊園地の中への入場券がキンドル購入だったりスマホなどの閲覧アプリ導入で、各遊具へのフリーアクセス権のチケット購入が各電子書籍の購入となる次第。この概念上の面倒くささよりは、PDFファイルそのものを購入できるマンガ図書館Zの方が分かりやすいかも。
指摘の通り、導入部分、ハウトゥとかチュートリアルといわれている部分をがっつりと最初にていねいに作ることで、窓口を大きく広げ、市場の裾を拡大できることは間違いない。ただそれって面倒ではあるし、ノウハウや経験も必要だし、作り手側は「そんなのはもう皆が知っているはずだ」と思ってしまうのだよね。この辺りは以前紹介した【初心者向けのお話は「ゼロから」のものが求められる場合も多々ある】の話との共通点が多い。
当方も将来は電子書籍にも手をかけるかもしれないので、この辺りも覚書として。
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