さよならリワード広告。いろんな会社で対策会議が開かれそう。https://t.co/k5ifkpjPVE
— 深津 貴之 (@fladdict) 2017年1月12日
リワード広告を図にしてみる https://t.co/9ELWuJ7IdK 7年前の記事(°ω°)
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年1月12日
確か昨年もあちこちで火柱が立った記憶があるのだけど、Apple Storeにおいてリワード広告がアウトになったという話が先日上がってきた。元々去年ぐらいまでに色々と撤収の動きがあったので、段階的な形のように見えるけど、ランキングの底上げをこれでやってきた制作配信会社とか、この広告手法をビジネスとして成していた方々は今後どうするのかなあ、という感はある。まぁ、iOS向けがダメでも、Android向けがあるさという開き直り方もありだろうけど、最初から市場が半分になってしまうってのは、やっぱり痛い。利用者性向も随分と異なるだろうし。
ちなみにランキングの上昇を図るのがなぜダメかというと、ランキングが上の方が多くの人の目に留まり、アクセスされ、登録利用される可能性が増えるため。要はインチキなSEOを有料でやらかしてるようなもの。
今回の措置への動きを見直してみると、リワード広告は端的に評すると「やりすぎた」との評価に落ち着く。節度を守り、守らせるような仕組みを皆が維持すれば、長く継続できた......はず。でも競争原則では縛りが無い以上、極限まで強欲になればなるほど利益は上乗せ。正直者が馬鹿を見る。そして皆がチキンレースに。自主規制も利かないのはこの原理から。この辺りもブラックSEOとかネガティブSEOなどの話と変わらない。ペナルティが無いうちは、やったもの勝ちとなるから、上限までチップを積んで利益を得ようとするのは当然の話。
うなぎの乱獲と構造は同じかな。特定のシステムには一定の許容量があり、それを細く長く採るか、一気に採るか。時間をかけて採れば、その間に少しずつ回復もしていく。けど縛りが無ければ沢山取った方が利益は大きくなるので誰も自粛はしない。強権力で規制をかけるしか、この原理から逃れることはできないのだよ、結局のところ。今回はApple側が「やったらあんたらの資格取り消しするぞ」と宣言した次第。まあ、抜け穴を自称するようなグレーなシステムが横行し、Appleとのいたちごっこになるのは目に見えているけど。
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