歴史ヲタクをやってると「あり得ない、リアリティが無い」で創作を否定するのが難しくなる
— 神奈いです◆5wbYUif2XM (@sazaeP) 2017年1月13日
豚にイモを食われたせいで軍隊が出動した 豚戦争(1859)
サッカーに負けたから空軍で爆撃してガチ戦争になった サッカー戦争(1969)
タラの取り合いで砲撃戦に発展した タラ戦争(1972)
大国同士の戦争だけでなく、中小国同士、さらには内戦とも表現できるような地域的な紛争に至るまで、突然勃発するようなものは滅多になく、中長期的なさまざまな要素の積み重ねがトリガーを引かれて一気に吹き出る結果の一つが、戦争だったりする。定年離婚が良い例......というのは少々軸がずれている感はあるけど。
で、今件で指摘されている「リアリティが無い」戦争や紛争も、実のところはそれのみでは無く、過去のあれこれの引き金となったもの。なので「仲良しだった隣国が、ある日突然ちょっとしたことがきっかけで大戦争」ってわけでは無い。でもこうやって書かれると、それっぽく見えてしまう。まぁ、その面白さをきっかけに、その背景に関してチェックをして、歴史を学べば良いってことで。
"切手の図案"が原因で起きた戦争があった!? https://t.co/n9AY1do4Cc ハイチとドミニカのお話。自国に有利な国境線を書いた切手をドミニカが出したらハイチがむっちゃ怒ってその後紛争に。 pic.twitter.com/wQ5uUXR2w2
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年1月14日
切手に興味関心のある人はおそらく知っているであろう、今件ネタの関連事項としては、この切手戦争がある。元々ハイチとドミニカは仲が悪かったんだけど、ドミニカが出した切手の図案が、やたらとドミニカ側に有利な国境線で描かれていたので、ハイチが激怒。それをきっかけにドンパチが生じたというお話。国境線の配置でハイチが怒るという、日本人にしか分からないシャレで戦争という、まさにシャレにならないお話。
まぁ、世の中色々あるわけだ。知っていて生活にプラスとなるとは思えないけど、心の領域が広がった感じで、心境的には豊かになるよね。
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