2016年と比べて2017年はよくなる/悪くなると思っている米国人の、それぞれの理由のトップは「トランプ大統領の施政」 https://t.co/EwWpXHjjaz pic.twitter.com/neDBc2o45P
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年1月23日
米国民間調査機関PewResearchの調査結果から。2017年は2016年と比べて良くなるかな、悪くなるかな、それぞれ思った人に聞いた、どうしてそう思ったのかの回答。双方ともトランプ新米大統領の施策によるってのは興味深い。期待と不安で二分されてるっ感じ。期待派のその他の意見を合わせ見るに、先日言及した「保守派≒共和党派が期待」「リベラル≒民主党派が不安・絶望」的な感じ。
「トランプ大統領誕生で米国は政治的に二分されてしまった」とあるけど、回答時点で昔と比べて政治的な分断感を覚えている人は2010年辺りから増加しているので、特段おかしな話では無く。 pic.twitter.com/nRUXV64h2l
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年1月23日
で、同じ調査でもっと興味深いお話も。米国は政治的に以前よりも分断されている感じがするか否かを尋ねた結果。2009年に最低値を付けたあとは漸増している。オバマ大統領の時代でも現在とあまり変わらないってのは興味深い。しかも支持政党に関わらず高い値。要は共和党・民主党支持者双方で同じように、自分達の考えに相容れない考えを持つ人たちとの溝が深まっているとの認識が、随分と前からあったわけだ。あるいは大統領選挙前後のあからさまな挙動の数々も、その表れの一端でしかないのかなという気がする。
奇妙なのは保守層へのリベラル層からの糾弾的な話は多々聞くのだけど、その逆はほとんど聞かないという事実。オバマ治世ではほとんど実態として政治的分断が具体的な動きとして見られなかったのに、選挙の時期になってから今に至るまであちこちで......というのと合わせ考えると、良い表現でならアクティブ、悪い表現なら攻撃的・破壊的・実力行使もいとわないのは、リベラルと言われる層なのかなあ、という印象も持ってしまうのだよね。
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