固定電話の受話器のアプリアイコンや、セーブアイコンのフロッピーディスクの形は「象形文字」と同じだということに気が付きました。 pic.twitter.com/0NKqNtilw0
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年1月29日
先日の固定電話の受話器が形として少なからぬ人に認識されない、知らないものであるとのお話でちらりと触れた件。自分でもああなるほどそうかという結論に、ちょっとびっくりしたこともあるので、改めて覚え書き。
かつて使われていたけれど今はもうほとんど見られない、使われていない道具が、何らかの形でデザインとして利用される。これってまさに象形文字の創生過程そのものなんだよね。ヒエログリフとか漢字とかが良い例だけど、文字のルーツとなった道具とか行動とかはその少なからずが今は存在しない、あるいは存在していてもそのように認識されることは無い。でも形そのものはそれを象徴する、あるいはそれに類する要素としてのアイコンとなり、使われ続けている。まさに電話の受話器やフロッピーディスク(3.5インチではダメで5インチとか8インチにすべきだとの話もあるけど、セーブアイコンとして使われているのはこちらが主流)もその流れ。
ただ気になるのは、象形文字...というか象形アイコンとかデザインとすべきなのかな? にシフトする時間が、既存の象形文字と比べるとあまりにも早い気がする。やはりこれは、技術の進歩が加速度的なものとなり、時代遅れとか流行り廃りがスピードアップしているからなのかな、と思ったりもする。
ともあれ今後この類の道具とアイコン・デザイン化したものと、現状では認識されないといった世代間ギャップ、テクノロジーギャップの話が出てきたら、「それは象形文字化したんだよ」と考えればいいんだな。
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