VRでリハビリをサポートするという発想

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これは指摘を受けて、この発想は無かったわと膝をぺしぺしと連打した事案。確かにVRはさまざまな状態を仮想的に体感できる仕組みではあるけど、それをゲームとか仮想の世界のものの体験にするのではなく、リハビリに応用するとは。

さらに逆の発想で、体が不自由になったり無理が効かなくなるとどうなるかの疑似体験は、VRの範ちゅうに入るのかな......すでに【東京ガスの新宿ショールームにおけるシニアシミュレーション】等が有名で、技術的に確立されている。それの逆と考えればよい。

これは大スクリーンで閉鎖空間の中で映画を見た後に、その映画の主人公っぽい仕草をしてしまう人が多々見られるのと似ている。なり切りで自分の身体的なコントロールまでが影響を受けてしまう。人の想い(こみ)ってのは、それほどまでに力強い。病は気からとか、自分の見掛けを変えると人柄も人格も変わる的なものも関連するのだろう。「王様の仕立て屋」でもそんな話が複数あった気がする。いや、作品のテーマの一つがそもそもそれか。


そういや以前、自分の人生で一番はつらつとしていた時の疑似体験をさせることで認知症の改善効果があるといった話を、帝国陸軍の歩兵銃持たせるケースで紹介した事があった。あれと同じようなことが、もっと効果的にできるかもしれない。

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このページは、不破雷蔵が2017年1月21日 07:16に書いた記事です。

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