「履くだけで1ヶ月で5キロ痩せた( ゚д゚ )これやばいw」は連携アプリで乗っ取られたスパムツイート

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先日当方も引っかかりそうになったツイッターのスパム事案。健康器具系の宣伝スパムではありがちな文言なのだけど、見かけたツイートをしている人がごく普通のアカウントだったので、ちょいと引っかかりそうになった......けど、該当する人は普段こんな口調は使わないよね、ということでマウスカーソルが止まり、リアルタイム検索をかけたところ、スパムツイートであることが判明。

以前、事件や事故の発生のたびにそれっぽい情報の速報的な話や画像と共に、スパム先のリンクを張り、そこをクリックして(サイトに飛ばして)アプリを連携すると、アカウントが乗っ取られて宣伝スパムツイートをしてしまうというケースが多々あったけど、最近はこんなパターンのも良く生じているのか。


で、解除方法はさほど難しくない。以前「ln.is」のやつでやったのと同じ。あやしい連携アプリを探して解除し、念のためにパスワードを変更し、そして勝手にツイートされたスパムツイートを削除。技術的には難しくないけど、正直面倒くさい。でもやらないと「じょうたい:どく」は継続してしまうし、自分のフォロワーさんにも迷惑がかかる。

場合によっては該当する連携アプリが、正規のアプリに化けている可能性もある。以前実際にそんな事例があり、見た目がほとんど同じでどちらがスパムアプリか分からないという話もあった。その時にはアプリの連携を許可した日時をチェックすればオッケー。変な日付になっていたら、そちらが削除ターゲット。


今件の該当アプリはどうやら「あなたがブロックされてる人数おしえるったた」であるとの話を、実被害者から確認。この連携アプリも確か、数日前に話題に登った奴だよな、と。人数教えるってあるけど、実際には固定パラメータを吐き出すだけの、ダミーなアプリ。実のところはスパムのための乗っ取りのワナなアプリだったわけだ。

かかった人いわく「普通の人がやっていたからつい」とあるけど、この類のスパムアプリは、それこそがワナだったりする。善意の人が悪意を拡散する勧誘員にさせられてしまう。非常に罪深い。

ただ、ツイートで指摘している通り、例え普通の人がツイートしていても、内容が面白そうでも、連携アプリの類はよほどのことが無い限りは許可しないのが、安全対策としてはベスト。気軽な気持ちで手を出したら痛い目にあうことも云々ってのは、薬害周りの啓蒙では良く知られた言い回しだけど、それと何ら変わりは無いわけだ。

しかしアレだなあ。気軽に連携を許可してしまうのは、スマホで利用していて表示される情報量が限られているから、操作が楽だからってのもあるんだろうなあ。

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このページは、不破雷蔵が2017年2月16日 07:10に書いた記事です。

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