コラム:SNSは民主主義の脅威、「トランプ砲」で鮮明に https://t.co/iFCEOeud1f @Reuters_co_jpさんから 自らが歓迎したオバマ大統領の時には持てはやし、自らの主旨に合わないトランプ大統領の時には蔑む。SNSも大変ではあります。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年2月12日
一応ロイター側は書き手の意見に過ぎずロイター全体の主張報道では無いと断りを入れているけど。この類の話は大統領選挙前後からよく見受けられるようになった。Facebookとツイッターを合わせ、フェイクニュース周りも含めてね。いわく、治世者が直接情報をやり取りできるようになるのでなんかマズいよね、的な。
ただ、ちょいと思い出してほしいのだけど。8年前のオバマ大統領誕生の時には、ソーシャルメディアを(当時としては)縦横無尽に使いこなして選挙戦を巧みに戦ったことで、ソーシャルメディア革命、ソーシャルメディア選挙ともてはやされたように、ソーシャルメディアは民主主義の後押しをするステキナイスなツールだと言われていたよね。で、昨今ではトランプ大統領が使いこなしているので、今度は民主主義の脅威。なんてこった。
「ツイッターは内容がダメダメだ」なる意見で気が付いたこと https://t.co/KGQBWDWlyb
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年2月13日
SNSは思いを書き込むハードルが低いけど、思う事と書き込むことは別の話 https://t.co/Ja5VeDnkOf にも書いたこと。覚え書き。
『善悪はそれを用いる者の 心の中にあり。 科学者がよく使う詭弁じゃ!!』と高校生の頃に教えてもらいました。 https://t.co/A7CefvW4qI
— Hyde棒 (@Hydebow) 2017年2月13日
ソーシャルメディアはしょせんツールでしかなく。とりわけツイッターは利用者の地が出やすい。それに関しては以前上記の記事で言及した通り。
「短時間で行き来できる直行トンネルが完成したので、関所が使われなくなった。交通料取れないし、中身の検閲や足し引きも不可能に。俺達メディアやジャーナリストはやってけないよ」「関所を使わない人は野蛮人だ」「トンネルを使うのは民主主義の敵だ」。こんな雰囲気がある。
ソーシャルメディアが良しにつけ悪しにつけ人の感情や思いを伝えやすいってのは、そもそもツールの存在理由の一つである。電話が普及して声のやりとりが瞬時にできるようになった、郵便網の整備で手紙や荷物を遠くの人に渡すのが楽になった。それと同じってこと。
そういやジャスミン革命に始まるアラブの春でも、ソーシャルメディアは民主主義の武器だ的に持てはやされいたよね。あれもまだ5年から7年ぐらいしか経っていないけどね。
都合の良い時は救世主、都合の悪い結果が出たら悪魔的に扱うのは、ちょいとばかりむしが良すぎやしませんか、という気は否めない。
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