Twitterに上げた漫画でキツい反応が来てない作品でも、まとめサイトに転載されるとそこにはただの悪口のようなコメントが沢山ついたりするので、どうやらあの手のとこに上がると作品の人格や「その向こうに作者がいる」という感覚が消えて何でも言っていい状態になるらしい。ちょっと興味深い。
— 凸ノ高秀 (@totsuno) 2017年2月1日
描いた本人にコメントが届くわけじゃないし、という気安さも当然あるけど「みんなのもの」になると好き勝手言っていい気分になるんじゃないだろうか。女性専用車両についてのインタビューのよく見るキャプチャ画像とかも写った人達のことなんか考えずに好き勝手言えるの「みんなのもの」だからっぽい
— 凸ノ高秀 (@totsuno) 2017年2月1日
ぶっちゃけるとツイートやブログの書き込み、さらにはFacebook上の記述ですら、その類のコメントをアップする人はもりもりアップしてくるけれど、指摘の通りツイートに直接レスポンスをするよりは、まとめサイトなどに転載されてから悪口系のコメントが付く可能性はけた違いに跳ね上がる。特に何らかの作品を商用展開している人に対しては、その傾向が強い。
指摘されている通り、書き込みをした本人の管理下から離れて、「みんなのもの」となったことから、自由に取り扱っても良いとの判断がある感は否めない。自宅の書籍は大切にするけれど、図書館の本は乱雑にする。自分の車は大切に乗るけど、レンタカーは雑に扱う。「皆の物、他人の物は自分の物じゃないから大切にしなくてよい」的な心境と近しいのかな。
ヤフーのニュースではFacebook形式のコメントができるものもあるけど、それがFacebookのアカウントとリンクして本人にたどれる様式であるにも関わらず、罵詈雑言というか心の内面を併記で全国大公開する人が多分にいる状況を見ても、今件の話はうなづけてしまう(ヤフーアカウントの紐づけでのコメントもできるけど、これは捨て垢として考えているのかな......)。
ただし。
それと共に、匿名で意見を述べられるのも要因としては小さくないかなとは思う。Facebookの書き込みに直接とか、ツイッターのリプライの場合は、本人だけでなく不特定多数の第三者に、自分の暴言が暴露されてしまう。悪口の内容に正当性が無い(正当性のある悪口などあるのか否か疑問だけど)、理不尽なものだと、それに対するツッコミや反論が多分に来うるし、自分のアカウントの評価信ぴょう性が「そういうことをするひと」として刻まれてしまう。棍棒を振り回して好き勝手なことをすれば、それがそのまま自分の経歴として残り、周囲からのツッコミも受ける。
まぁ、それすら「目立てるから」との深層部分の認識で、あえて行う、つまり少なからず「かまってちゃん」要素がある場合も想定できるのだけどね。ぶっちゃけるとこの類の場合、直接リプライの類なら素直にミュートなりブロックをするのが一番。犯罪的香りを覚えたら、加えて管理側に通報。まとめサイト上の場合はコメントレベルでは無視するのが一番。アイデンティティー、他との仕切り分けの判別の無い言葉は、存在しないも同然なのだから。
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