吉野家が高齢者向け牛丼の具「吉野家のやさしいごはん」を展開へ

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株式会社吉野家(本社:東京都中央区、以下吉野家)は、2017 年2月より高齢者向け牛丼の具「吉野家のやさしいごはん」の業務用商品としての販売を開始いたします。


今回発売する「吉野家のやさしいごはん」は、ご高齢の方、特に咀嚼・嚥下機能が低下されている方にも「吉野家の牛丼を、いつまでも、おいしく、楽しく、お召しあがりいただきたい」という思いから発売に至りました。吉野家の店で食べる"牛丼のおいしさ"は そのままに、弱い力でも噛めるよう具材を小さくした「やわらかタイプ」と、舌で摺り潰せるまで、具材を刻んだ「きざみタイプ」の 2種類がお選びいただけます。


アレルギー体質対応とか子供向けの商品はともかく、高齢者向けの特に柔らかタイプなメニューをファストフードで導入するのは珍しいな......と思ったら厳密にはそうではなく、介護施設を対象とした業務用商品としての展開で、店舗での販売は無いとのこと。なるほど。

吉野家の業務運営時期が長ければ、当然吉野家の味わいを覚え好んだ人が高齢者に至るってのもよくあるケースとなる。そのような人にとって、店舗販売の商品はちよいと難儀してしまうけれど、あの味わいを楽しみたいとの需要は増えてくるハズ。その点では今後十年単位ではポジティブな話となる。

価格がどのくらいなのか、味はどうなのかとか色々と気になるところはあるけれど、年間700万食の目標に対し、実売がどの程度になるのかによって、需要がどれ位なのかは分かるのだろう。良い結果が出れば、他社も追随してくる可能性もあるかもね。まぁ、コンビニの宅配ルートの弁当ではすでに似たような発想のメニューもあるので、あまり珍しい話では無いのだけれど。

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このページは、不破雷蔵が2017年2月 2日 06:46に書いた記事です。

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