"国の借金"1人あたり約841万円 社会保障費が増加(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース https://t.co/bz55NDLp4O #Yahooニュース 四半期ごとに繰り返される説明コメント済み(°ω°)
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年2月10日
財務省の四半期単位での速報情報の公知のたびに、この類の「国の借金」「国民一人当たり」の言葉が乱舞し、可能な場所ではツッコミを入れる仕事がはじまるよ、的な状態。最近では債券派な経済専門家も似たような言及をするようになって、よほど日銀による買い入れが気に入らないご様子。
最近では日銀が国債を購入する割合が増え、一部専門家は懸念の声を挙げて、「意味が無い」とも言及していますが、日銀が得た利益(国債の利息)のうち経費や税金を支払った後の剰余金は、準備金や出資者への配当に充当されるものを除き、国民の財産として国庫に納付されます。さらに政府は日銀の株式を55%保有し、相応の配当も受け取れます。
その記事でも解説しておいたけれど、「国の借金」「国民一人当たり」はイメージしやすい言い回しではあるけど、本質から外れている内容で、「分かりやすいが正しいとは限らない」の好例でもあったりする。「一部分だけを見せて全体像を錯誤させる」の例でもあるかな。
コメントには盛り込めなかった参照記事 主要国の対外純資産額をグラフ化してみる https://t.co/97xdLg8qZt pic.twitter.com/OKqK0tOkV4
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年2月10日
参照記事その2 世界の対外債務状況をグラフ化してみる https://t.co/n0qWyMGLcJ pic.twitter.com/lb56G5C9Vq
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年2月10日
同じく財務省発表資料や世界銀行の公開データベースを元にした、関連すると思われる記事などを参照に。これらも解説コメントに添付できるとよいのだけど、システム的に無理があるし文字数も足りない。
この辺りの話は、根本的に報じる新聞社やテレビ局が理解していないのか、あるいは方針としてこういう形で伝えるようにテンプレートができているのか...。頭の痛い話には違いない。
コメントする