とはいえ、「PCが使えて英語が喋れる即戦力で時給が1200円」みたいな、明らかにおかしな募集に対しては、もっともっと失笑されて欲しいというか、やっぱ経営者層の老人世代に届くメディアが指摘して「笑う」べきなんじゃないかと思うんだけどね。怒るよりも笑うほうが日本じゃキツイてのはある。
— karedo (@susumu_karedo) 2017年2月18日
話の元となった求人事案そのものは例として引用はしないけれど。明らかに高度な技術を持つ、特定の高い能力を持つ人でないとクリアできない条件の求人関して、それこそ「経験無い人でも問題ありません」的なアルバイトの対価ぐらいの報酬を提示して、しれっとしている事例が短期間に複数話題となっている。
冷静な視点で端から見れば「一けた違うよね」「それは米ドル表記ですか」とツッコミしたくなるような感もあるのだけど、恐らく当事者は「これで当然」か「これしか出せないんだもん」のいずれだろうと。
どちらにしても褒められるような話では無く、むしろ指摘されている通り怒るよりは鼻で笑って侮蔑するレベルの話じゃないかな。少々キツい表現だけど。モノを推し量る物差しを正しく使えていない、現状の認識が出来ずに自らの理論を振り回す、賭け事のように事態を認識している。どのような表現が適切だろうか。
「しばらく常駐していただけるとありがたいんですが」で、詳しく訊いてみたら\x,xxx/時以下ってこと、あったもんなあ。それはちょっと。パーソナルトレーナーさんや鍼灸師さんを1時間独占したときを考えてください。美容室なども、時間で考えると概ね\700~1,200/10分ですよね。
— 葛葉(仕事が好きなフレンズ) (@Cuznoha) 2017年2月18日
この話も良い例だし、他にもお医者さんに診断してもらう時の問診料も良い例になる。歯医者さんだっていいかな。弁護士先生でも。
その技術や資格を取得するためには、その人たちは相応の時間を費やし、リソースを投入し、自分の才能を活用している。従事してもらう時間は短時間かもしれないけど、それを短時間で成し遂げるために必要な前提には、多大な力が使われている。専門家の常駐依頼はその人の技術込みで時間を買っているようなものなんだよね。タレントを招致する時にはそれなりの対価を求められるでしょ? 短時間でも。それと同じなんだけどな......。
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