餅は餅屋。間違いでは無いのですが、餅全般にそこそこ長けた餅屋もいれば、安倍川餅、きなこ餅、磯辺焼き、牡丹餅、草餅、柏餅と特定種類に長け、他はヘタをすると人並み以下の餅屋もおり。さらに餅屋の看板で気に食わない相手を叩く餅屋も居るのですね。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年2月18日
餅屋ならば餅に関してはあらゆる点で普通の人より長けているわけでは無いのです。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年2月18日
専門的なあれこれはその界隈の専門家に任せるべきだ、そのための専門家なのだから......というのが「餅は餅屋」という格言。星里もちる先生の漫画にも同じタイトルの漫画があり、今でも書庫にしっかりと保存されている。
で、この格言自身に間違いはない。素人考えで上手くいく、斜め上の成功を見せることもあるけれど、確率論の上では専門家に任せた方が良くいく場合は多い。ただ、その「餅屋」の肩書の見方にも注意が必要だよな、というのが今回のお話。
餅のことならお餅屋に尋ねるのが一番だけど、お餅屋でもすべてのお餅に素晴らしい才能を有しているわけでは無い。
特定の種類に多くの経験と知識を持っていて、それ以外はずぶの素人って場合もある。汎用性の高い職人さんもいるだろうけど。これはもっと身近な例でいえばお医者さんが挙げられるかな。すべてのお医者が医療分野のすべての面で卓越した技術と判断力を持っているわけじゃない。弁護士にしても、人それぞれに得意分野とかあるよね。
さらにお餅屋であることを振り回し、他の方面に悪行を成す人だっている。餅屋であればお餅に関わるあらゆる面で優れているってわけじゃない。オールマイティカード、無敵の印籠というわけじゃないんだね。権威とか肩書には平伏しがちだけど、この点は注意をしておくと、色々と気が付けることもあると思うよ。
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