あまり親しくないママ友から、私のかかりつけ医院について「あそこ良くないからやめたほうがいいよ、この前子供が熱出して、受付終了時間15分くらい過ぎに診てくれるか電話したら断られた!患者さん皆さんに同じように対応してるからって!」って言われて何か聞きこぼしたかと聞き返したけど合ってた
— よく眠りたまに色々考える主婦 (@toppinpararin) 2017年2月19日
「たかが数分ぐらい」「一人ぐらいいいでしょ」という、制限ラインの外にいるものの、その差異がわずかだった場合、駄々をこねて自分を例外扱いにしてほしいという心境はよく分かる。限定品購入のために並んでいたら、自分の前で「ここ以降は商品はありません」といわれたら、ものすごく悔しいもの。
でもそれはあくまでも、仕切られた側の発想。気持ちや感情云々で仕切りをゆるやかなものにしたり変更したのでは、その仕切りの意味が無くなってしまう。これは法の問題ではよくある話。感情論を前面に押し立てて例外を認めてくれ、との話は、決まりに対する冒とくですらある。
今件の病院の話はむしろ、誠実さが見受けられるので、良く無いどころかとても良いと判断しても良いぐらい。
そこで受け付けちゃうと、
— KGN (@KGN_works) 2017年2月19日
「あそこは良いわ~、ちょっと過ぎてても電話すれば大丈夫だから!」
「なんでAさんは5分過ぎてても受け付けてくれたのに、うちは40分過ぎてたからって受け付けないの!?」
と時間・人数ともにエスカレートしていくのですよね。
だから時間きっちりで切る。
ちょいと考えてみれば、そうでなくとも決まりを守る側の立場についたことがある人ならすぐに理解はできるはず。ちょっとした例外が認識されてしまうと、その例外のガイドラインなどはないので、ずるずるとラインが引き伸ばされてしまう。そしていつの間にかラインそのものが無くなり、決まりを守る側が疲弊してしまう。
そうなったら「サービスを提供する側が止めてしまう」という事態に陥るのは容易に推測できる。そうなれば多くの人が一様に不利益を被ることになる。
グレーゾーン周りの話として以前記事にしたのと同じこと。決まりは多数の利益のために存在するのだから、それを個人の不利益になるからといって変更したり例外を認めると、結局皆が不幸になってしまうのだよね。
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