固定回線はネット環境整備のためにはあった方がいいよね

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これは当方も実感としてダイナミック同意してしまう話。昨今では特に若年層において、スマホでネット環境にはじめて触れる人が増えており、それが当たり前だと認識することで「ネットはそこそこのスピードで狭い画面で限定的なことができるもの」がスタンダード的なものとして固定されてしまい、それ以上のアプローチの想定自体ができなくなってしまう。高齢者がネットサービスを利用しない理由の多分に「今でも十分満足しているので、それ以上のものを求めるのにリソースを費やすのはイヤだ」ってのがあるのだけど、それと同じような状況に陥っている。まぁ、若年層の場合、ネットは使えているのだけど。

例えるなら、ミネラルウォーターで初めて飲み水というもの、さらには水そのものを認識してしまうと、コンビニなどでボトルにて購入するものが水であるという考えが軸となってしまい、水道の便宜性を「あれば便利だけど無くてもいいや」と判断してしまいかねないというもの。風呂やトイレのことを考えればそんなはずはないのだけど、それは飲み水では無いし、的な。


...ということで色々とブレスト的なお話をさせていただいたけど、やはりパソコンがあって、固定回線が使われていて、自由自在にネットを利用できる環境があると、利用の概念や発想のロジックの構築の点で、大きなアドバンテージが得られることに違いは無く、それゆえに賃貸住宅などで「ネット完備」ってのはどしどしやってほしいし、できれば無料で提供するようならもっといいよね、というところ。

こんな話をすると「就職して必要になってから覚えればいいじゃん」という反論を必ずいただく。でも就職する時点の判断で使われたらアウトだし、概念の構築ってのは一朝一夕でできるものでは無い。


スマホの普及はネットに関わるさまざまな認識を変えさせてくれている。ただ、はじめの一歩がスマホという人の認識は、これまで当然なかったのだから、今後大いに新しいケースとして検証する必要が出てくるだろう。数年前に通信利用動向調査から家庭内無線LANの整備状態に関わる調査が項目から消えたけど(最終結果は【全体で53.6%...家庭内無線LANの利用状況】)、この辺りがターニングポイントだったのかもしれない。

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このページは、不破雷蔵が2017年2月28日 07:36に書いた記事です。

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