~津波・水害発生に備えた取組み~南海トラフ地震などの被害が想定される高知県・愛知県・静岡県のセブン‐イレブン3店舗に『津波救命艇』を設置 https://t.co/knLzpT0ZGZ pic.twitter.com/GQlchYBy2y
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年3月9日
コンビニのリリースとしてはちょいとばかり異様なお話。詳しくはリリースにある通りなんだけど、要は津波が発生した場合にコンビニ周辺に退避できるような場所が無いので、そのような事態が発生した時のために、店員やお客を退避させるための備えをしましたよ、というもの。客船における救命ボートのようなものかな。
一体どこに置くのだろう、天井部分かな、それとも店の裏の倉庫かな、いずれにしてもメンテナンスとかも結構大変かも......という話はさておくとして。
リリースを良く読み直すと、今救命艇を置いた理由は「店舗周辺に避難場所がなく、津波発生時には大きな被害が想定される」からなんだよね。それは理解できるのだけど、実際に津波などの災害が発生し、この救命艇が必要な事態に陥った(つまり時間的に余裕がない)時に、果たして店員とその時店にいたお客「だけ」となるのだろうか。この救命艇の存在は周辺の人達も認識するはずで、必要な事態に陥った場合、周辺にいる人たちもまた、「避難場所がなく」であることになる。その時に、どのような事態が生じるのか...。
まぁ、杞憂かもしれないけど。コンビニが実質的に地域社会の中心的なインフラとしての存在となるに連れ、考えねばならないことも増えてくるのだなという実感はある。
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