2016年(1-12月)「書店」の倒産状況 : 東京商工リサーチ https://t.co/IvXmbazPLk 後読み。「書店の休廃業・解散件数(年ベース)は、2016年が41件で前年より3件増加した。2011年(23件)を底に年間40件前後で発生し、倒産を上回るペースで推移」 pic.twitter.com/I2yyTgne8v
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年3月8日
当方の行動領域内でもここ数年で書店が数件無くなったり、新しい運営企業に差し代わったりしているので、印刷業方面の不調ぶりとそれに伴う書店、特に中小書店の苦戦ぶりは容易に理解できる。他方、デパートなどに内包される本屋とか大手チェーン店の書店は、以前と変わらず......というよりむしろ色々と創意工夫をするモチベーションが上がっているようにも見受けられる。具体的な数量比較をしているわけではないのだけどね。
今件の調査結果は書店業界でも中小が厳しいのだなということを改めて実感させてくれる......のだけど、元々の件数が少ないので、どこまでが具体的傾向なのか、それとも統計上のぶれの範囲なのか、判断が難しい。定期的な新陳代謝の可能性もあるので、もっと長期的な動向も知りたいところ(数十年単位で見ると出版業界はこれまでに数度、大きな節目を迎え、その時には色々な数字の変動が生じている)。
むしろ注目したいのはレポートの後半部分。
個人、あるいは小規模の事業体による小売店が、店主の高齢化などで店を閉め、後を継がせずシャッター街化するという話はよく指摘されているけど、それが書店においても生じているとの話......あー、少なくとも当方が知っている書店でも1件は間違いなくそのパターンだ。
単純に出版不況で書店が倒れる、と表現すれば簡単ではあるけど、それが実情を正しく表しているか否かはまだ別の話。この辺りは出版業界の構造も合わせ、じっくりと精査をするのもアリかもしれない。
出版関連業者の経営実態調査 書店は増収、出版・取次は減収で明暗 ~ 大手書店は電子書籍、ネット販売が押し上げ ~ https://t.co/oSpTNCZ9QB 帝国データバンクでは去年11月末のレポートが最新
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年3月8日
ちなみに帝国データバンクでは同様の調査を昨年11月に発表している。まぁこの類は定期的に出てくるのだろうな、と。
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