Americans, Politics and Science Issues https://t.co/YMfrlFT9pc 2015/07のレポート。現米政権の動向起因がすごく分かるグラフ pic.twitter.com/ZF0nP9P6jY
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年3月19日
ツイートでは「グラフ」としてしまったけど、よく考えてみるとこれはグラフではなく「表」だよな、ということでちょいとタイトルでは変更したけど、米国民間調査機関PewReserch社による2015年7月時点の、同国の民主党支持者(左)と共和党支持者(右)の、それぞれにおける政策や政治的思惑への浸透度や方向性。仕切り分けで分かる通り、民主党支持者は概してリベラル、共和党支持者は大よそ保守的......というか、リベラルな思考の人が民主党に集まり、共和党派保守的という感じ。思考方向性の集合組織みたいな感じ。何も民主党に入るとリベラル光線を浴びてリベラルに洗脳されてしまうってわけじゃない。
で、この調査結果は2015年7月ということで、オバマ治世真っ只中、トランプ氏の話などほとんど出て無かった時のことで、それでも両政派の思惑がよくわかる。現在の米国におけるさまざまな行動姿勢は、この傾向に基づいたものだと考えると理解はできる。
例えば一番上「人間の生活行動により地球は温暖化しつつある」との話には民主党支持者は強く賛意にあるが、共和党支持者は強い反意。次の「代替エネルギー(の政策上の優先順位)は石油や石炭、天然ガスよりも上位にあるべきだ」は民主党支持者は強い同意、共和党支持者は強い反意。その次の「シェールガス採掘方法の一つ『水圧破壊法』の使用増加」には民主党支持者は反対、共和党支持者は賛成。
元々選択肢がある、賛否が存在する問題では意見は二分されうるものだけど、ここまできれいに支持政党≒政治的思惑で分かれるってのも興味深い。ただ、であればこそ、現在の米国の施策がオバマ治世の施策とは大きくかじ取りを変えているってのも理解はできる。要は支持者に忠実に判断しているだけの話なのだな、と。
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